東京オリンピックへの「カウントダウン」止まらず:2021年を待つことになった、東京駅前「カウントダウンクロック」の今の姿

公開日:2020年03月26日

JR東京駅「丸の内駅前広場」には、東京オリンピック・パラリンピック開会式までのカウントダウンを行う「カウントダウンクロック」が設置されています。

AKIRAでも話題となった「あと147日」から25日、東京オリンピックの開催延期の決定を受けた今、オリンピックまでの残り日数は不明となってしまいました。 

延期決定から一夜明けた3月25日、「カウントダウンクロック」は何を人々に伝えるのでしょうか。足を運んでみると、駅舎を向いたパラリンピック側では、本来の役割であるカウントダウン機能を停止させ、ひっそりと現在時刻を表示していました。

オリンピック側は引き続き、当初予定されていた開会式である、7月24日までの残り時間を刻み続けています。

東京オリンピックの象徴「カウントダウンクロック」で続くカウントダウン

JR東京駅「丸の内駅前広場」にある東京オリンピック開会式までのカウントダウンを行う「カウントダウンクロック」は、2019年7月24日に設置されました。

カウントダウンクロックは、オメガ(OMEGA:Ω)社のスウォッチグループ子会社で、スポーツ競技の時計機材などを扱うオメガ タイミングが制作と運営に関わっています。

関係者の話によると、カウントダウンクロックのデザインは、日の丸をイメージするとともに、オメガ社のイメージカラーであるオメガレッドをあしらったということです。

カウントダウンクロックは、東京オリンピック競技大会の開会式のカウントダウンと、裏面はパラリンピック競技大会の開会式までの残り時間を示すカウントダウンを表示していました。

【速報】聖火リレー中止、東京オリンピック中止でチケットや選手たちはどうなる?

3月24日夜、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、安倍総理とIOC(国際オリンピック委員会)の緊急電話会談を受けて記者会見を開きました。目次2021年の夏までに「TOKYO 2020」を開催聖火はどうなる?購入済みのチケットは?2021年の夏までに「TOKYO 2020」を開催3月24日にオリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長と武藤事務総長が記者会見を開きました。記者会見では、遅くとも2021年の夏までに東京オリンピック・パラリンピック開催を予定し、名称は...

▲[3月23日15:30頃撮影したJR東京駅 丸の内駅前広場にある「カウントダウンクロック」東京オリンピック開会式側]:訪日ラボ編集部
▲[3月23日15:30頃撮影したJR東京駅 丸の内駅前広場にある「カウントダウンクロック」東京オリンピック開会式側]:訪日ラボ編集部

開会式までのカウントダウンを表示するカウントダウンクロックは、東京オリンピック・パラリンピックの延期決定のあと、東京パラリンピックについては現在、通常時刻を表示する時計となっています。

カウントダウンクロックは東京オリンピック・パラリンピックが終了し、カウントダウンの役目を終えれば時を刻む時計として、引き続き展示される予定でした。

設置当初はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されると大きく盛り上がりました。大会開催前に時計としての機能が披露されることを想像した人はどこにもいなかったのではないでしょうか。

【速報】東京オリンピック、1年延期で合意「名称はTOKYO 2020のまま」…2021年夏までに開催を

※新型コロナウイルスのパンデミックを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。安倍晋三首相は24日夜、7月24日から開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの開催について、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話で会談し、東京オリンピック・パラリンピックの開催を1年ほど延期する方針で一致しました。目次史上初の「延期」遅くとも2021年の夏までに五輪を開催、名称は「TOKYO ...

東京オリンピック延期発表後にも記念撮影を楽しむ姿

▲[3月25日23:25頃撮影したJR東京駅 丸の内駅前広場にある「カウントダウンクロック」パラリンピック開会式側]:訪日ラボ編集部
▲[3月25日23:25頃撮影したJR東京駅 丸の内駅前広場にある「カウントダウンクロック」パラリンピック開会式側]:訪日ラボ編集部

東京オリンピック・パラリンピックの開催延期が発表されたあとにもかかわらず、3月25日深夜には、カウントダウンクロックと記念撮影をする人の姿が見られました。

▲[記念撮影をする訪日観光客と思しき二人組]:訪日ラボ編集部
▲[記念撮影をする訪日観光客と思しき二人組]:訪日ラボ編集部

まとめ:来るべき2021年に向けて

延期後の日程が正式に発表されない今、どこを0日とするべきかはわからない状況です。それでも、オリンピック側では当初予定されていた開催日までのカウントダウンを続けています。

カウントダウンを停止させてしまえば、大会中止を連想する人もいるかもしれません。こうした状況を避けるために、片面だけ時刻表示としたということも考えられなくはないでしょう。

目前の経済的打撃など乗り越えるべき山は高くなっていますが、各国の日々の報道からは、世界全体でこの災禍を切り抜ける必要性が見えてきます。

来年、東京オリンピック・パラリンピックが無事に開催されれば、世界が一丸となって困難を乗り越えた象徴的な大会として、歴史的にもかなりのインパクトを残すはずです。「2021年のオリンピックというチャンスを最大限活かす」という方向に意識を新たに、組織そして個人が、今目の前の課題に対しできることは何かを判断していくべきでしょう。

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!