金沢市、フランスの水泳金メダリストと合同練習&加賀友禅を体験:石川県ホストタウン、大会後も遺る「レガシー」創出する取り組みとは

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2021年に開催される、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けたインバウンド対策として、ホストタウン事業に着手したいと考える場面があると考えられます。

ホストタウン事業として、キャンプの誘致など、様々な事業が展開されると予想されます。効果的な事業を展開するため、石川県はどのようなホストタウン事業を展開しているのでしょうか。石川県におけるホストタウン事業の取り組みと、その取り組み内容について紹介します。


ホストタウンとは

ホストタウン事業では、主として交流事業を多く展開しています。ホストタウン事業では、他にも共生社会ホストタウン、復興ありがとうホストタウンといった取り組みも存在します。石川県では、ホストタウン交流事業だけでなく、共生社会ホストタウンにも登録されている自治体があるのが特徴です。

ホストタウンって何する?東京オリンピック・パラリンピックに向けた各自治体の取り組みとは

ホストタウンとは、東京オリンピック・パラリンピック通じてスポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興などに資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流をはかる地方公共団体のことを指します。オリンピックはスポーツ競技が大きな目玉となっていますが、本来は「平和の祭典」といわれ、スポーツを通じて国を超え平和を体現するお祭りです。それを成功させるために一役買っているのがホストタウンであり、地域の活性化やグローバル化の推進のため、ホストタウンの全国的な広がりを目指してい...


ホストタウン交流事業とは

2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、参加国や地域との人的、経済的および文化的な相互交流を意図する地方公共団体のことを、ホストタウンと呼びます。交流内容として、スポーツ立国グローバル化推進地域活性化および観光振興などが含まれます。

選手や観客など、多くの外国人が訪日する機会を、最大限活かし、日本における各自治体および、オリンピックやパラリンピックに参加する国や地域の住民などと交流を深化する狙いがあります。これにより、2021年以降も継続した、交流を実現することが可能であると考えられます。

石川県のホストタウン登録状況

石川県のホストタウンの登録状況について紹介します。小松市は、ニュージーランド、ブラジル、英国、フランス、カナダ、モザンビーク、ノルウェーおよびスロベニアのホストタウンに登録されています。

志賀町は、アゼルバイジャンおよびジョージアのホストタウンとして登録されています。穴水町は、ロシアのホストタウンとして登録されています。金沢市はフランスおよびロシア、加賀市ではポルトガルおよび台湾のホストタウンとしてそれぞれ登録されています。(2020年3月31日時点)

小松市

ニュージーランド、ブラジル、英国、フランス、カナダ、モザンビーク、ノルウェー、スロベニア

志賀町

アゼルバイジャン、ジョージア

穴水町

ロシア

金沢市

フランス、ロシア

加賀市

ポルトガル、台湾

共生社会ホストタウン

ホストタウンの中でも、特にパラリンピアンと交流し、それをきっかけとして共生社会実現に向けた街づくりや、心のバリアフリー化に取り組むホストタウンを、共生社会ホストタウンと呼びます。

障害をもつ海外選手を受け入れることをきっかけとして、ユニバーサルデザインの街づくり心のバリアフリーを、自治体独自の特徴を活かし、様々な取り組みを実施します。

2021年のパラリンピック開催時の選手だけでなく、レガシーとして、パラリンピック後においても継続的な発展につなげていく試みです。石川県における共生社会ホストタウンとして、金沢市がフランスと、小松市がブラジル、英国、フランスおよびカナダが登録されています。

ホストタウン登録の経緯と相手国との関係

上記で、ホストタウン事業の概要について紹介しました。この項では、ホストタウンと相手国との関係や、ホストタウン登録に至った経緯を紹介します。

石川県・小松市

石川県小松市では、県と市が共同でホストタウン登録をしています。小松市には、文化省からナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設として認定されたカヌー競技場を所有しています。これにより、2017年から2020年にかけての4年間、ニュージーランドの事前合宿受け入れについて合意を得ています。

さらに、ブラジルは2017年および2020年、カナダは2018年から2020年までの2年間、フランスおよびモザンビークとは、2020年の事前合宿の受け入れに合意しています。ノルウェーやスロベニアからも、カヌーチームの事前合宿の受け入れ依頼があり、これについても合意しています。

石川県・志賀町

石川県志賀町でも、県と市が共同でホストタウン登録しています。小松市では、小松空港とアゼルバイジャン共和国の間で、貨物定期便が運航していることをきっかけとしています。これを利用して、レスリング強豪国であるアゼルバイジャン共和国を誘致しています。同大使館の積極的な協力もあり、事前合宿に関する合意を得ています。

アゼルバイジャン共和国に対する誘致活動をすると同時に、アゼルバイジャン共和国の隣国であり、かつ同様にレスリング強豪国であるジョージアとも、事前合宿に関する合意を得ています。事前合宿だけでなく、歓迎会の開催や文化交流することで、住民たちとの交流を図れます。

金沢市

金沢市は、フランスのナンシー市と姉妹都市協定を1973年から結んでいます。スポーツ、教育および文化などの様々な分野において継続的な交流があります。中でも、交換留学生は40年以上もの間継続されており、交換留学生の一環として、教員交流および大学生のインターンにおける交換なども実施しています。

また、日仏自治体交流会議およびユネスコ創造都市を通じたフランス各都市と交流実績が以前にもあります。この実績も後押しして、ホストタウンとしての相手国にフランスを選択しています。盛んなウェイトリフティング、また新たに完成する水泳施設における事前合宿についての協定書にも合意しています。

ホストタウンの取り組み

石川県の各地域におけるホストタウン事業を締結している国と、その関係性について紹介しました。ここからは、紹介した自治体におけるホストタウン事業の詳細を紹介します。

フランスの金メダリストと泳ごう!

金沢市では、2017年10月28日に金沢プールで「フランスの金メダリストと泳ごう!」というイベントが開催されました。小中学生合わせて40名がステファン・ルカコーチから水泳の指南を受けました。同イベントでは、コーチだけでなく、選手とも交流できました。

さらに、同月30日では地元の中学、高校生の水泳選手30名と合同で練習会も催されています。このイベントでは、水泳を通した交流だけでなく、練習の合間に文化交流も開催されています。加賀友禅を着てお茶を味わうほか、金箔張りに挑戦したり、書道、太鼓および能楽といった様々な文化に触れています。

スモールワールド in KOMATSU

小松市では、2019年8月24日に「スモールワールド in KOMATSU」が開催されました。このイベントでは、様々な国の文化を取り入れたフェスティバルとなっており、華やかなステージとたくさんの料理を楽しめます。

ワールドステージでは、ブラジルのカポエイラやサンバ、和太鼓のステージが披露されました。世界の食ブースでは、ブラジル、フィリピン、韓国およびインドなど、様々な国の料理が提供されました。さらに、ホストタウン事業についても紹介されています。

スイーツ開発

志賀町では、アゼルバイジャンの特産品である、ザクロを使用したスイーツを開発しています。志賀町が町内にある洋菓子店に依頼し、2019年11月にはケーキの試作品が完成しました。ケーキに使用されているザクロジュースは、アゼルバイジャン日本大使館より紹介された業者から取り寄せた、オーガニック製品となっています。

町民に向けてこうした企画をすることで、アゼルバイジャンに対する関心を向上してもらうきっかけになると考えられています。2020年1月9日から正式に販売が開始となり、NHKの番組でも製作の様子が取り上げられています。

相手国の文化と関連した取り組みで地域活性化を

ホストタウン事業とは、2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、参加国・地域と地方自治体が相互交流を図ることでスポーツ振興や地域創生に活かそうという取り組みを指します。こうした相互交流によって、大会の盛り上がりを支えるだけでなく、大会後も遺る有形無形の「レガシー」を創出していくことが地方自治体にとって大きなミッションといえるでしょう。

石川県では具体的な交流内容として、「フランスの金メダリストと泳ごう!」や「スモールワールド in KOMATSU」などのイベントを開催しています。このようなイベントには、選手や観客といった多くの外国人が訪日する機会を最大限活かし、地域の住民と交流を深化する狙いがあります。

石川県のホストタウン相手国との交流ではスポーツ関連の事業だけでなく、それぞれの国の文化に合わせた交流事業を展開しています。このような取り組みが外国と地方自治体の絆を深め、インバウンド業界の発展に寄与することが期待されます。

【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略


2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。

未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。

では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。

インバウンド対策を何から始めたら良いか悩んでいる方や、インバウンドの最新動向を知りたい方向けに

  • 最新の訪日観光の状況や今後の予想
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!