静寂の格闘技「ゴールボール」とは?パラリンピック競技の魅力を紹介

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パラリンピックには、「ゴールボール」と呼ばれる競技があります。選手は3人で1チームを構成し、目隠しをしたうえでボールの転がる音を頼りにゴールを狙います。特に、近年では日本や中国などのアジア諸国が国際大会で上位に入賞するケースも増えており、メダル獲得の期待が高まっている競技でもあります。

この記事では、ゴールボールの概要、日程や会場などの試合情報、ゴールボールの認知度向上のための取り組みを紹介します。

※開催場所・開催日程は、東京オリンピック・パラリンピック延期決定前の情報です。正式な情報が発表され次第、順次情報を更新いたします。

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静寂の中の格闘技、ゴールボール

ゴールボールは、選手全員が目隠しをして音を頼りにボールを追うスポーツです。プレー中、ベンチの選手や観客、コーチなどは声を出してはならず、まさに静寂の中で行われます。

以下では、ゴールボールの概要、見どころを紹介します。

パラリンピックの競技

※新型コロナウイルスのパンデミックを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。東京2020パラリンピック競技大会は、22競技540種目が21会場で実施されます。開催期間は、2020年8月25日の開会式翌日から9月6日の閉幕までの12日間となり、史上最多4,400人の選手による白熱した戦いが繰り広げられます。東京パラリンピック観戦チケットの抽選結果は10月2日から公式チケット販売サイトで確...


競技概要

ゴールボールの試合は、各チーム3人で構成され、3対3の対戦形式で行われます。バレーボールと同じく、18メートル×9メートルのコートを使用して、両端にある幅9メートル×高さ1.3メートルのゴールに入れれば得点となります。

選手はガーゼの眼帯をしたうえで、「アイシェード」と呼ばれる、光を通さないゴーグルを着用して試合に臨みます。バスケットボールほどの大きさのボールの中には2つの鈴が入っており、転がすように投球してゴールを狙うため、選手たちは鈴の音を頼りにボールを追います。

前半、後半は各12分ずつで、間には3分のハーフタイムが設けられます。

同点の場合には、前半、後半を3分ずつに設定した延長戦へ進みます。それでも決着がつかない場合に限り、サッカーのPK戦のような1対1のエクストラスローを行います。

エクストラスローでは、守備側の選手がゴール前で横になり、攻撃側の選手が10秒以内に投球します。ゴールに入らなければ、守備側に投球権が移り、サドンデス方式で試合を続けます。

プレーの再開直後に試合が大きく動くことも

各選手は味方や相手の動きが見えず、コート外からのアドバイスも禁止されているため、統率をとって敵の弱点を的確にせめることが難しく、なかなか得点が入らない試合展開となるケースもあります。そのような場合に試合が動く可能性が高いのは、タイムアウトや選手交代の直後です。

このタイミングでは、コーチが選手に直接声をかけられます。戦略次第で試合を有利に進められるゴールボールでは、コーチから選手に伝える作戦が勝敗を左右します。

重要なベンチワーク

アイシェードをしている選手たちが周りの状況を把握するうえで重要となるのがベンチワークです。

アイシェードを着用しないベンチの選手は、相手の動きを見てパターンや弱点を模索します。しかし、プレー中に声をかける行為は反則となるため、タイムアウトや選手交代などのタイミングで出場している選手に伝えます。

限られた時間の中で、簡潔かつイメージしやすいように伝える必要があり、大切な役目です。

競技日程、東京パラリンピックの展望

2021年への延期が決定する前の時点では、東京パラリンピックは、2020年8月25日(火)から9月6日(日)にかけて開催される予定でした。ゴールボールは、8月26日(水)から9月4日(金)までの10日間と競技の期間が長く設定されていました。

近年、アジア諸国も力をつけてきており、日本代表の活躍にも期待が高まっています。

※開催場所・開催日程は、東京オリンピック・パラリンピック延期決定前の情報です。正式な情報が発表され次第、順次情報を更新いたします。

試合情報

東京パラリンピックのゴールボールは、2020年8月26日(水)から9月4日(金)にかけて、千葉県千葉市の「幕張メッセ」で開催される予定でした。しかし、東京パラリンピックが2021年に延期となったことを受けて、競技日程は白紙となりました。今後の新たな情報が待たれます。

出場するチームは男女それぞれ10か国となっており、選考方法は以下のとおりです。

  • 開催国
  • 世界選手権の上位3か国
  • 各地区予選の優勝国(アフリカ地区、アメリカ地区、アジアパシフィック地区、ヨーロッパ地区)
  • “IBSA Goalball International Qualifier”の大会上位2か国

力の拮抗する各国

もともとは欧米諸国が強豪でしたが、近年ではアジアをはじめ、その他の地域が上位に入賞する機会も増えています。2008年の北京パラリンピックでは中国が健闘し、2012年のロンドンパラリンピックではブラジル代表の男子チーム、日本代表の女子チームが金メダルを獲得しています。

特に、女子のゴールボールでは日本と中国がともに決勝に進むなど、アジア勢の強さを証明する結果となりました。

2016年のリオパラリンピックでは、男子の上位はリトアニア、アメリカ、ブラジル、女子の上位はトルコ、中国、アメリカとなっており、アメリカが男女ともに入賞しています。

東京パラリンピックでは、日本、中国、ブラジルなどの強豪国が、アメリカをはじめとする古豪にどこまでくらいつけるかが注目されています。

ロンドン2012大会王者の日本女子

ゴールボールの日本代表は、欧米諸国に劣らぬ強さをみせており、中でも注目されているのが女子チームです。

2004年のアテネパラリンピックで初出場ながら銅メダルを獲得し、2012年のロンドンパラリンピックでは金メダルに輝いています。日本代表が、パラリンピックの団体競技で金メダルを獲得したのは、2012年のゴールボール女子が初めてです。

日本代表の女子チームは、相手チームに得点を許さない堅守と多彩な攻撃パターンが高く評価されています。2020年の東京パラリンピックは、男女ともに開催国枠での出場が決定しており、上位入賞が期待されています。

初出場の日本男子

ゴールボールの日本代表男子チームは、2020年の東京パラリンピックが初出場となります。しかし、女子チームが、初出場となる2004年のアテネ大会で銅メダルを獲得した例もあり、男子チームが今大会で上位に入賞する可能性も十分にあるでしょう。

東京パラリンピックに向けて、強化指定選手を中心とした合宿の実施、国際大会の開催など、国内選手の技術力底上げにも取り組んでいます。

2019年1月、タイ、オーストラリア、カナダのチームを招いて行われた「2019ジャパンメンズオープン」では、日本代表として出場した日本A、日本Bの両チームがメダルを獲得しました。

男子チームも東京パラリンピックに向けて着実に力をつけており、メダル獲得が期待されています。

授業で扱うゴールボール

最近では、パラリンピック競技に対する理解を深めようとする動きが学校でも起きており、東京都府中市の小学校はゴールボールを授業で取り扱いました。このような試みは、児童がパラリンピックに対する興味・関心を持つきっかけにもなります。

以下では、小学校の授業でゴールボールを取りあげた事例を紹介します。

ゴールボールの成り立ち

ゴールボールは、第二次世界大戦時で目を負傷した軍人のリハビリテーションとして生まれたとされています。考案者は、オーストリアのHanz Lorenzen(ハンツ・ローレンツェン)とドイツのSepp Reindle(ゼップ・ラインドレ)です。

1980年のアーネムパラリンピックで正式種目となったものの、日本で普及したのは1992年に「日本身体障害者スポーツ協会」が競技規則を翻訳してからのことです。

楽しむことで理解深める

2017年9月、東京都府中市の府中第八小学校で、国際パラリンピック委員会の公認教材を使用した公開授業が行われました。授業は、視覚障がい者のためのスポーツ・ゴールボールをテーマとしており、座学と実技の2時間で構成されています。

同校では、パラリンピアンの保護者を持つ児童が在籍していることもあり、パラリンピック競技への理解向上に力を入れています。本授業もその一環として行われたもので、ビデオでゴールボールの歴史やルールを学んだ後に、体育館で実際に競技に取り組みました。

楽しみながら障がい者やパラ競技に対する理解を深められる授業は、児童からも好評を得ており、同校の特徴となっています。

身近に体験できるゴールボール

パラリンピックのゴールボールでは、アイシェードを着用した選手たちが、鈴の入ったボールを転がしてゴールを狙います。もともとは第二次世界大戦で目を負傷した軍人のためのリハビリテーションとして生まれ、現在では視覚障がい者も健常者と同じ条件のもと取り組める競技として親しまれています。

以前は欧米諸国が強豪国として知られていましたが、近年では日本や中国、ブラジルなども健闘しており、東京パラリンピックでは各国が競り合う展開となりそうです。

また、授業の中で楽しみながらパラ競技に触れる機会を設けている学校もあり、このような活動が広がっていけば、より多くの人がパラリンピックに対する興味・関心を持つことにつながるでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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