オリンピックバドミントンの見どころは? ルールや歴史・2021年の日程・注目ポイントと選手

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※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは2021年7月~8月にかけての日程に延期されました。

オリンピック競技の中でも日本人選手のメダル獲得が期待されるバドミントンは、大会開催前や期間中、広く注目を集めると考えられます。

基本的なルールや注目選手について、ここで今一度紹介します。

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オリンピックにおけるバドミントンとは

バドミントンがオリンピックの正式競技となったのは、1992年のバルセロナ大会からです。まずはバドミントンの正式なルールを説明します。

基本ルール

バドミントンには、1対1で対戦する「シングルス」と2対2で対戦する「ダブルス」があります。男女別のシングルス・ダブルスのほか、男女の混合チームで行うダブルスなどがありますが、いずれもルールは同様です。

以下はバドミントンのルールを簡単にまとめたものです。

  • 試合は3ゲームマッチ
  • 2ゲーム先取したほうが勝利
  • 1ゲームの勝利条件は「先に21点とる」こと
  • 20対20になった場合は延長となり、2点差がつくまでゲームは続く(※29対29になった場合は30点目を先取したチームの勝利)

シングルスでは3〜4人で構成された16のグループに分かれ、総当たりのリーグ戦を行います。その後、各グループ1位の選手が決勝トーナメントに進みます。ダブルスでは4組ずつ4つのグループに分かれてリーグ戦を行い、各上位2組が決勝トーナメントに進みます。

オリンピックバドミントンの歴史

バドミントンの由来は諸説ありますが、有力なのはイギリスの羽根つき遊びが元になったという説です。「バトルドーアンドシャトルコック」という名前の遊びで、19世紀中頃のイギリス・バドミントン村ではこの遊びが頻繁に行われていたといいます。

最初のうちは細かいルールは定まっていなかったようですが、のちにさまざまなルールがつくられました。スポーツとして広く知られるようになってからはルールが改良・統一され、現在のバドミントン競技となっています。

1972年の第20回ミュンヘン大会、1988年の第24回ソウル大会にて公開競技として採用され、1992年第25回バルセロナ大会から、バドミントンは正式競技となっています。記憶に新しいのは2016年のリオデジャネイロ大会で、同大会では高橋礼華・松友美佐紀ペアが女子ダブルスで金メダルを獲得しました。

バドミントン競技の開催場所と日程

東京オリンピックの開催延期を受け、バドミントンの試合日程は、開会式翌日の2021年7月24日から8月2日へと変更されました。

試合は予選から決勝戦、表彰式までのすべてを武蔵野の森総合スポーツプラザにて行います。

バドミントンの見どころ3つ

オリンピックにおけるバドミントンの見どころには変化に富んだラリーシャトルの緩急相手の隙を突く駆け引きなどがあります。

1. 変化に富んだラリー

ネットを介して行うスポーツにはバレーボールや卓球、テニスなどがありますが、これらのスポーツとバドミントンが大きく異なるのは「シャトル」を使うことです。

ほかのネットスポーツでは大きさに差はあるものの、丸いボールを使います。その点バドミントンはボールではなく、半球状のコルクに羽根をつけて固定した「シャトル」を使ってゲームを行います。

このシャトルをラケットで打った瞬間の初速はあらゆる球技よりも速いといわれていますが、空気抵抗を大きく受けるため、対戦相手に届くころにはスピードが落ちています。

このようなシャトルの特性により「ストローク」と呼ばれるラケットの振り方の種類が多くなるがゆえ、バドミントンのラリーは変化に富んでいます。

2. シャトルのスピードの緩急

バドミントンの試合で盛り上がるのが、シャトルを高速・急角度で打ち込む技「スマッシュ」が打たれる瞬間です。トップ選手のスマッシュは時速400kmを超えることもあり、これがバドミントンが「世界最速のスポーツ」といわれるゆえんです。

また、シャトルの初速と終速に大きな変化があるのもバドミントンの特徴です。時速400kmで放たれたスマッシュが、対戦相手の手元に落ちるころには時速100km以下に急減速することもあります。この緩急こそが、ほかのスポーツでは見られないバドミントンの魅力といえるでしょう。

バドミントンはラケットの握り方、力の入れ方ひとつで変化が生まれるスポーツです。少し角度が違っただけでもシャトルの軌道が変わるため、自分の思い通りのショットを繰り出せるかどうかも、勝敗に大きな影響を与えます。

3. 高度な駆け引き

バドミントンを観戦する際の醍醐味は、一流選手同士の駆け引きです。2手3手先を読む力を備えたプロの選手たちは「どうすれば相手の意表を突けるか」を常に意識しながらプレーしています。

例えばシングルスでは、シャトルを近くや遠くに飛ばして相手を動かすことで、相手の陣地にオープンスペースをつくります。そして次の一手でそのオープンスペースにシャトルを打ち込みます。守備範囲が広がった相手は、より大きく体を動かさなければならないため、ポイントを失いやすくなります。

ダブルスでは1人分の守備範囲が狭いため、いかに素早く相手の隙を突く一撃を放てるかが重要です。また立ち位置が頻繁に変わるため、いかにお互いの呼吸を合わせられるか、ペアとしての連携プレーが点数に大きく影響します。

押さえておきたい注目のポイント3つ

バドミントンの試合をより身近に感じるために、どのような選手が活躍しているのかにも注目してみましょう。

1. 日本人選手の金メダル獲得が期待される

ここ数年、日本はバドミントン選手の強化に力を入れています。日本選手が海外の選手に引けを取らない実力を備えていることは、2012年のロンドン大会の頃から明らかです。同大会では、藤井瑞希・垣岩令佳ペアが女子ダブルスで日本選手として初めて銀メダルを獲得しました。

4年後のリオデジャネイロ大会では、同じく女子ダブルスで高橋礼華・松友美佐紀ペアが金メダルを獲得しました。同大会の女子シングルスでは、奥原希望選手が日本人選手として初めてのメダル(銅メダル)を獲得しています。

女子ダブルスというと、2018年の福島由紀・廣田彩花ペアの活躍もありました。松本麻佑・永原和可那ペアも世界選手権を制しており、2020年3月19日付けの世界ランキングでは、それぞれ2、3位を占めています。

男子シングルスでは、桃田賢斗選手が国際大会に復帰しました。日本人男子として初めての世界王者となり、2021年の東京大会でも活躍が期待されています。男子ダブルスでは園田啓悟・嘉村健士ペアが世界ランキング上位、遠藤由大・渡辺勇太の11歳年の差ペアにも注目です。

2. 日本を取り巻く世界バドミントンの現状

少し前までは、バドミントンといえば中国でした。中国は1992年のバルセロナ大会以来、バドミントン競技で18個の金メダルを獲得しています。

そのほか、アジアでは韓国やマレーシア、インドネシア、ヨーロッパではデンマークなどが伝統的に強いとされています。ただ、その勢力図は大きな変化をとげており、現在ランキング上位は日本、台湾、香港、タイ、インドの選手が中心です。

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3. 事故に遭った桃田賢斗選手の現状

2020年1月13日マレーシアにおいて、バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗選手が交通事故に巻き込まれたことは日本でも広く報道されました。

桃田選手は12日にマレーシアマスターズで優勝したのち、翌13日に乗用車で高速道路を移動していた際に事故にあいました。事故が起きた瞬間については「何が起きたかわからなかった」と振り返っています。

右眼眼窩底骨折と診断され、事故のあとはシャトルが二重に見えることもあったようです。現在はチームの練習に復帰しており、東京大会での活躍を目指し、トレーニングを続けています。

注目度の高いオリンピックバドミントン競技

オリンピックにおけるバドミントン競技では、日本人選手のメダル獲得の可能性が高いといわれています。そのため大会前から大会中にかけて、バドミントン競技の注目度はさらに高まっていくと考えられます。

インバウンド事業者としては、このバドミントン競技の基本情報について押さえておいて損はありません。国内の注目競技について知識をつけておくことで、訪日外国人観光客との交流のきっかけにもなるでしょう。

現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内に外国人観光客の姿はほとんど見られません。また、夏に開催されるはずだったオリンピックも延期になりました。

厳しい状況が続きますが、訪日外国人観光客を受け入れる事業者としては、この機会をインバウンド戦略を練り直すチャンスととらえ、今できることをやっていく必要があります。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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