年間PV数は7,000万!ベジタリアンレストラン検索アプリ「HappyCow」日本でも飲食事業者向けのサービスを提供開始

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食の多様化対応をサポートしているフードダイバーシティ株式会社の山崎です。

2020年に突入して以来、ベジタリアンヴィーガンに関する報道が日に日に増えてきているようです。

都心部であれば、街中でベジタリアンオプションを見かけるのも珍しくはなくなってきたように感じます。

▲[モスバーガーのPLANT BASED GREEN BURGER ]:著者撮影
▲[モスバーガーのPLANT BASED GREEN BURGER ]:著者撮影


それもそのはずです。観光庁の発表によると、訪日ベジタリアンヴィーガンは訪日観光客全体の約6%を占め、2018年時点で約190万人を記録したと言われています。また2014年〜2017年の3年間で米国ヴィーガンは600%増加したという報告もあり、今後もベジタリアンヴィーガン市場は右肩が上がりで成長することが見込まれています。

コロナが去った後は...必ずやベジタリアンヴィーガンの波が押し寄せてくるはずです。ベジタリアンの「対応ニーズ」に関しては以前お伝えした通りですので、ご興味ございましたら過去記事をご参照ください。

さて、今回は「プロモーション編」です。

ベジタリアン対応をしている方はもちろん、対応を検討してる方も知っておいて損はありません。ぜひご一読ください。

過去記事
ニューヨーカーが「本当に食べたい」和食のB級グルメ
"サラダだけ"じゃないベジタリアン:台湾の場合

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世界最大級のベジタリアンレストラン検索アプリ「HappyCow」

▲[HappyCowロゴ]:公式サイト
▲[HappyCowロゴ]:公式サイト

HappyCowは、ベジタリアンであれば「知らない人はいない!」と言っても過言ではないインターネットサービスです

世界最大級のベジタリアンヴィーガンレストラン検索アプリとして知られており、掲載店舗数は12万店舗を超え、年間PV数は7,000万を誇ります。

Webサイトは無料で閲覧することができますが、アプリに関してはiOS、Androidともに有料となっています。

驚きなのは、日本円で490円の有料アプリにも関わらず、累計で100万人以上がダウンロードしているという点です。それほどまでに、ユーザーにとって有益なサービスであるということが分かります。

▲[HappyCowのアプリ概要]:フードダイバーシティ
▲[HappyCowのアプリ概要]:フードダイバーシティ

HappyCowは、レストラン検索機能は当然のこととして口コミや写真投稿、チャット機能等も搭載されており、ユーザー同士のインタラクティブなコミュニケーションを通じ、本当に欲しい情報が取得できる設計になっているようです。

掲載して本当に来店するの?

この記事を読んでいる方が一番気になるポイントは、「このサービスに掲載することで実際の来店につながるのか」という点だと思います。

実際にHappyCowを使って集客したという飲食店にお邪魔してお話をうかがってみました。

大阪にある居酒屋「祭」では、2018年5月からHappyCowに店舗情報を掲載しています。実際に客数はどのように増えたのでしょうか。

導入初月は約70名で、そこから右肩上がりで現在は200名〜250名平均で来店いただいております。ここから先、さらに伸ばしていくかが課題です。(大阪、祭様)

▲[Happycowへの店舗情報掲載により、外国人の来店が増えたそうです]:店舗提供
▲[Happycowへの店舗情報掲載により、外国人の来店が増えたそうです]:店舗提供
▲[HappyCowに掲載している、「祭」のベジタリアンメニュー]:HappyCow
▲[HappyCowに掲載している、「祭」のベジタリアンメニュー]:HappyCow


また、名古屋をはじめとした東海エリアに複数の店舗を展開する、味噌煮込みうどん専門店の「大久手山本屋」も、2019年9月よりHappyCowに店舗情報を展開しています。

同店では、名古屋名物の味噌煮込みうどんをハラル対応したメニューとして提供しています。HappyCowへ店舗情報を掲載した後の、来店客層の変化について、以下のように答えてくれました。

思っていたほど高いハードルではなく、初動(2019年5月)から月間で50名、その後多い時で月200名単位のベジタリアン・ヴィーガンの方にご来店頂きました。元々、会社の目標が「味噌煮込みうどんでみんなを笑顔に!」なので、フードダイバーシティ対応によってその目標に近づいたなと思います。
▲[大久手山本屋に来店された、ムスリムを含むグループ]:店舗提供
▲[大久手山本屋に来店された、ムスリムを含むグループ]:店舗提供


▲[大久手山本屋の「ヴィーガン 味噌煮込みうどん」]:店舗提供
▲[大久手山本屋の「ヴィーガン 味噌煮込みうどん」]:店舗提供

立地、メニュー、価格等、詳細条件も、来店する客層の変化に影響を与えていると思いますが、Happycow掲載後に実際に来店があったと話す飲食店オーナーも多いです。

ちなみに東京 自由が丘にお店を構えるヴィーガンレストランの菜道さんは、昨年「Happy Cow Best Vegan Restaurant」で1位に輝き、一躍話題を集めました。日本勢初なる快挙です。まだ行かれたことがない方は是非一度足を運んでみてください。

▲[東京のヴィーガンレストラン、菜道]:公式サイト
▲[東京のヴィーガンレストラン、菜道]:公式サイト

掲載方法について知りたい!

HappyCowの掲載は無料プランもあるですが、実は難点が一つ。掲載申請が英語対応のみとなっています。

今後日本語の登録サポートが搭載されるという話もあるようですが、現状は英語のみです。

フードダイバーシティでは、日本語訳を併記した資料で、HappyCowへの登録をサポートしています。

▲[Happycow登録をサポートする資料]:フードダイバーシティ
▲[Happycow登録をサポートする資料]:フードダイバーシティ

また、フードダイバーシティのグループ会社では、HappyCowの日本唯一の代理店業務を行っています。同サービスにただ店舗情報を掲載する以上の集客の方策について、豊富な知見があります。

飲食店は、こうした専門家から情報収集をして、具体的なアクションを検討、実行していくことが大切です。

<参照>

観光庁:飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド(令和2年4月版)

food diversity:速報!Best Vegan Restaurants Worldwideで東京の”菜道”が世界1位に輝く!

ヴィーガンレストラン 菜道

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜


今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。

ホテル内レストランでは、

  • 「宿泊者以外の集客が難しい」
  • 「メディアや広告に頼らざるを得ない」

といった課題の声を多く耳にします。

宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。

本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
  • “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
  • 宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

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訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

フードダイバーシティ株式会社

フードダイバーシティ株式会社

フードダイバーシティ株式会社 代表取締役 守護 彰浩。千葉大学卒。2007年楽天株式会社入社。2014年に日本国内のハラール情報を多言語で世界に発信するポータルサイトHALAL MEDIA JAPANをサービスイン。またハラールにおける国内最大級のトレードショーであるHALAL EXPO JAPANを4年連続で主催し、2万人以上動員。現在ではフードダイバーシティをコンセプトにハラールだけでなく、ベジタリアンヴィーガン、コーシャなどありとあらゆる食の禁忌に対応する講演やコンサルティングを行う。流通経済大学非常勤講師も務める。

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