「1日250人」タイ含む4カ国から入国開始: 中国不在…インバウンド上位国はいつから?(2020年6月)

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

新型コロナウイルスの世界での流行拡大を受け、日本では水際対策として、111の国と地域について、外国人の入国を拒否し、日本人にはこれらの国と地域への渡航中止を勧告しています。

きょう6月11日の報道によれば、日本政府はこの入国制限について、タイベトナムオーストラリア・ニュージーランドの4か国を対象に、一日最大250人程度の入国を許可する方針であることがわかりました。

制限緩和の検討については6月初旬より伝えられていましたが、今回具体的人数や条件が一部明らかになりました。入国規制の緩和はビジネス目的に限定した上で、夏にも行われる見通しです。

東日本大震災の際には、10か月程度の時間を経て、訪日観光客の客足回復が見られました。訪日需要に関する様々な調査結果が発表されていますが、中国人観光客は、渡航制限が緩和すればすぐにでも訪日しようという意欲の強さがうかがえる結果も少なくありません。

観光市場の回復の第一歩となる航空便の正常化には、市場の注目が集まっています。

※9月14日追記
タイ政府は6月30日、非常事態令に基づく措置の適用を1か月延長することを発表しまた。当初4月末までとされた措置の3度目の延長です。一方、タイへの入国禁止措置を無効とし、あらゆる手段での入国を可能としました。渡航者はタイでの労働許可証、渡航72時間以内のPCR検査の結果と、新型コロナウイルス非感染証明書を求められています。

※10月12日追記
日本政府は2021年4月から訪日外国人観光客の入国解禁を本格的に検討しはじめたことが明らかになりました。

関連記事
外国人観光客の入国解禁「発熱センター」設置など
7/1からタイが入国規制緩和、日本も対象
なぜこの4か国?ベトナム・タイ・豪・NZ
アジア4か国Withコロナの夏旅行

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

1日最大250人の入国規制緩和へ:対象は4か国

1日250名程度の入国規制の緩和の対象となるのは、タイベトナムオーストラリア・ニュージーランドの4か国です。月に7,500人程度の入国を想定しているとのことです。

各国は感染者数が少ないなど感染状況が落ち着いているほか、日本との経済的なつながりも大きいことがその理由として伝えられています。

いつから?条件は?

入国の開始は夏にも行われる見通しと報じられており、来月にでも入国が再開されると考えられます。

入国規制の緩和はビジネス目的に限定され、経営者や技術者などが想定されているとのことです。

4か国のそれぞれの受け入れ可能人数や、入国後の活動範囲については現時点では明示されていません。

入国者には、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査による陰性の証明を義務づけるほか、入国時には空港で検査を再度実施します。

入国後の隔離措置については、滞在中の計画書提出をもって免除とすることも検討されています。

今後は?

6月1日には、日本の茂木外相とベトナム外相との電話会談で、新型コロナウイルスの感染拡大が世界で広がる中、両国にとって経済回復が重要な課題であり、協力していくことを確認したとのことが伝えられていました。今月初旬にはベトナムだけでなく、ニュージーランド、オーストラリアの外相とも電話で緩和に向けて協議していました。

政府は今後、日本からの出国者のために、PCR検査を担う専門施設の開設も進める予定です。渡航者の帰国時には、PCR検査を日本からの入国を認める条件とするケースも想定しています。今後人の往来が進むことも予想されます。

また、感染状況を確認しながら米国中国韓国などへ対象を拡大することも視野に入れているとのことです。中国については一部地域のみ先行して入国を許可する考えも報道により伝えられています。

政府は近く政府対策本部を開き、出入国制限の緩和策を取りまとめるとしています。 昨日の東京新聞の報道では、政府は感染状況を見て、留学生や観光客など段階的に対象を広げる考えを示しています。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

<参照>

東京新聞:タイなど4カ国の出入国緩和を検討 政府が今月中にも 専門家は第2波を懸念

NHK:入国制限緩和 1日最大250人程度で調整 ビジネス関係者ら 政府

【独自調査】中国人が年内に戻ってくる!?訪日外国人2,000人に聞いた、新型コロナウィルス感染症の影響と実態(続編)

JETRO:タイ政府、入国措置緩和に伴う、必要書類・検疫措置を発表

【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは

本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。

観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。

そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。

2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました

誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。

本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • いま注目のローカルガイドについて学べる!
  • 地域としてインバウンドをどのように受け入れられるのかがわかる!
  • インバウンドの満足度や消費を高めるための地域の魅力の伝え方について学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに