2020年7月22日から、東京都を除外する形ながら「Go Toトラベルキャンペーン」が始まりましたが、新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大傾向にある中での開始に、賛否の論議が湧き上がっています。
そうした状況の中、7月29日の定例会見において、菅官房長官が改めてGo Toトラベルに対する理解を深める意味も含めて「ワーケーション」の普及に言及したことで、一気にこの言葉に注目が集まりました。
そこで本記事では、ワーケーションの詳しい中身やそのメリット、デメリット、さらに今後の課題について詳しく解説します。
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「Go To Travel」キャンペーンとは?徹底解説:仕組み・対象をおさらい/期待と不安交じる事業者の声
Go To Travelキャンペーンが、本日7月22日に開始します。 キャンペーンの開始を受けて、安倍首相は「国民の協力を頂きながら、慎重に経済活動を再開していく方針に変わりはない」と、キャンペーンを継続する意向を示しています。 一方、ここ数週間で新型コロナウイルス感染が再拡大していることから、東京発着が対象外となるなど、キャンペーンの仕組みに変化もみられました。 本記事では、Go To Travelキャンペーンの仕組みや対象について、...
ワ―ケーションとは
現在、「ワーケーション」という言葉だけが先行し、ひとり歩きをしている感が拭えません。
実際にはどのような背景の中で誕生し、どのように発展してきたのか気になるところです。
そこで本章では、ワーケーションの詳しい中身や誕生した背景、そしてなぜ今、ワーケーションの普及が叫ばれているのかについて詳しく紹介します。
ワ―ケーションとは
ワーケーション(Worcation)という言葉は、実は造語です。「ワーク(Work)」と「バケーション(Vacation)」、つまり仕事と休暇という2つの相反する言葉を組み合わせたもので、その意味するところはズバリ、「働きながら休暇を取る」ことです。
ワーケーションに限らず、会社に出社せずに働くスタイルとしては、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下において日本でもようやく本格的な導入が始まった「リモートワーク」があります。
リモートワークは、基本的に出社こそしないものの、家をオフィス代わりにして働くスタイルです。
一方、ワーケーションは、そこをさらに一歩踏み込んで、海辺や温泉といったリゾート地で休暇を楽しみながらリモートワークを行う労働形態を指します。
ワ―ケーションの背景
ワーケーション誕生の歴史は、2000年代のアメリカに遡ります。意外な印象がありますが、アメリカは先進国のなかで唯一、年次有給休暇を取得する権利が法律で保障されていない国です。過度の競争社会の中、休暇を取ることでポジションを失うことを危惧する労働者も多くいました。
それらが要因となり、旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」が発表した「世界19ヶ国 有給休暇・国際比較調査2018」によると、有給休暇取得率は71%でした。調査対象となった19か国の内でワースト2位となっています(ちなみに最下位は日本の50%です)。
そうした背景の中で、休暇を取得することに対する不安を取り除き、有給休暇を取りやすい環境を整えることを目的に誕生したのがワーケーションです。
当初はいわゆるWi-Fiとパソコンがあれば場所を問わずに働くことが可能なフリーランスのノマドワーカーが活用するに留まっていました。しかし、2010年代前半に欧米の主要メディアが新しいワークスタイルとして相次いで報道をしたことがきっかけとなり、急速にその認知度が高まりました。
ワ―ケーションが注目されている理由
今回の日本におけるワーケーション導入の動きは、冒頭でも触れたように、新型コロナウイルスによる深刻な経済的ダメージを回復させることを目的とした政治主導の側面が強いのが実情です。
観光庁は、2016年に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」における成長戦略の一環として、2020年には訪日客数を4,000万人に、2030年には6,000万人にするという目標を掲げ、その後実際にインバウンド需要は順調な伸びをみせていました。
ところが新型コロナウイルスによる影響が世界的に深刻化して各国が国境を閉ざしたことで、日本でも観光産業がまさに壊滅的な影響を受けました。
国際間の人の行き来がいつ頃再開されるのか先が見通せない中、落ち込んだ観光需要を回復させる切り札はもはや国内旅行の活性化しかない状況です。そこで政府が提唱し始めたのがワーケーションであり、現在はその目新しさもあり、大きな注目を集めています。
ワ―ケーションのメリット、デメリット
ビーチサイドのパラソルの下で仕事をこなし、働き疲れたら温泉に入ってゆっくり疲れを癒すと聞くと、夢のような働き方に思えるワーケーションですが、やはりそこにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。
この続きから読める内容
- ワ―ケーションのメリット
- ワ―ケーションのデメリット
- 国内のワーケーションの事例
- ワーケーション導入事例:JAL
- ワーケーション受け入れ事例:星野リゾート
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