JNTOの訪日外客統計によると、2019年の訪日台湾人数は史上最多となる489万人を記録し、中国、韓国に次いで3位となっています。
また、台湾は世界有数の親日国であり、物理的な距離のみならず心理的距離まで近いと感じる人も少なくないでしょう。
そんな台湾ですが、意外と日本人に知られていない台湾の常識も多くあります。
この記事では、「飲食」「生活」「旅行」の3つの側面から、日本と異なる台湾のユニークな習慣について紹介します。
台湾人の習慣とその裏にある文化的・社会的背景に対する理解を深めることで、訪日台湾人の集客や受け入れ環境整備に活かすことができるかもしれません。
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台湾人特有の食習慣
台湾の街を歩くと、日本人にとって馴染みのある日本食のレストランを多く見かけます。このことからも台湾における日本食の普及度の高さがうかがえます。
一方、日本人からすると意外に感じる台湾独特の食習慣もあります。
ベジタリアン人口が200万人以上
2019年イプソスが発表した「外食市場研究報告」によれば、台湾では10人に1人がベジタリアンであり、人口に換算すると200万人にも達していることになります。
台湾ではベジタリアンフードを提供するレストランが6,000軒近く存在しており、2017年に首都の台北がCNNに全世界10大ベジタリアンフレンドリーシティに選ばれたほど、ベジタリアン文化が台湾社会全体に浸透していることがわかります。
ベジタリアンになる背景について、従来は「不殺生」を主張する仏教や一貫道などの宗教的な理由がほとんどでしたが、近年は健康や動物愛護、環境保護への関心が高まることにより、ベジタリアンフードを食習慣に取り入れる若者も増えています。
そのため、訪日台湾人を誘致したい飲食店や宿泊業者は、ベジタリアンに対応したメニューの用意が求められます。
ベジタリアン対応で予想外の集客アップが見込める理由とは?親日「台湾」で人口比13%、訪日ベジタリアンにアンケート
食の多様化対応をサポートしているフードダイバーシティ株式会社の山崎です。昨今メディアでも「ベジタリアン」をテーマにした特集を見かける機会が増えてきました。飲食・ホテル業界の方であれば「ベジタリアン対応」に関する依頼を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。今回は「訪日ベジタリアン市場の概況」と「対応メリット」について解説します。目次現状を知る〜訪日外国人の5%がベジタリアン、2020年には200万人〜背景を知る〜なぜ、ここまでの広がりを見せているのか?〜課題を知る〜訪日ベジタリアンの...
ベジタリアンではないのに牛肉を食べない人も
一方、ベジタリアンではないにもかかわらず、牛肉を食べない台湾人も存在します。
昔の台湾は農業社会で、畑の耕作や運搬に牛を使っていました。このため、年配者のなかには牛を大切なパートナーとして考えており、牛肉を食べない人が多くいます。
また牛肉を食べると健康や運勢が低下するといった民間信仰を理由に、牛肉を避ける傾向が見られています。
一方、若者には牛に対し特別な感情を抱く人がほどんどおらず、また食生活の欧米化が進むことにより、台湾での牛肉の消費量が年々増加しています。
日本人はびっくり?生活習慣・レジャー編
気候やインフラ整備の違いによって、生活面においても台湾人と日本人の間では異なる習慣があります。
トイレットペーパーをゴミ箱に捨てる
日本では、使用済みのトイレットペーパーはトイレに流すのが当たり前ですが、台湾ではトイレットペーパーをトイレの横に置かれた大きなゴミ箱に捨てることが一般的です。
理由は大きく2つあると考えられます。
一つ目は、水溶性のトイレットペーパーの使用が日本ほど普及していないことです。
そのため、トイレットペーパーを流すと排水パイプが詰まってしまう可能性があり、トイレットペーパーを便器に流してはいけないところが多くあります。
二つ目は、配管が細くて水圧が低いといった設備が古いトイレがあることです。
この場合は水溶性のトイレットペーパーを使用しても、水の流れが悪いことでトイレの詰まりにつながります。
そのため台湾人は日本旅行の際に、使用済みのトイレットペーパーをついサニタリーボックスに捨ててしまうことがあるため、トイレの貼り紙に繁体字で注意事項を記載するなどの対応が必要でしょう。
暖房が苦手な人が多い
台湾は冬でも比較的気候が暖かいため、暖房機能を搭載していないエアコンが多く、家や施設でも暖房設備が整っていません。
しかし、雨が降ったり寒波がきたりして気温が低くなった時には、室内でもコートやダウンジャケットを着込んで寒さを凌ぐことが一般的です。
台湾人の間では冬の室内は暖房がなく寒いという認識を持つ人が多いため、冬に日本旅行に行くと暖房が効くホテルやデパートに驚き、その暑さに耐えられない人もいます。
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