ウィズコロナに挑むDMO、観光地の「安心・安全」への取り組み事例8選

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新型コロナウイルスの感染拡大で人の移動が制限されているなか、全国各地で観光需要が冷え込んでおり、観光業が苦境に立たされています。

こうした状況を打開し、さらにウィズコロナアフターコロナにおける需要回復に向け、「観光地域づくりの舵取り役」であるDMOが様々な取り組みを行っています。

前回の記事に続き、今回の記事では、安心・安全な観光環境の構築という側面に焦点を当て、DMOがどのような対策を講じているのかについてまとめました。

経済活動を推進しながら、観光客・観光従事者・住民の感染拡大を予防するため、感染対策ガイドライン・ピクトグラムの作成や、事業者に対し感染拡大防止対策経費を補助する制度の構築など、各地のDMOでは多様な施策が講じられています。

※なお、本記事で紹介している事例は、記事執筆時点で継続中のものを中心に紹介しています。

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DMOとは

DMO(観光地域づくり法人)とは、「Destination Marketing Organization/Destination Management Organization」の略称であり、特定地域の観光資源に精通し、その地域の様々な関係者と協同して、観光地域づくりを行う法人のことを指しています。

観光庁による「日本版DMO」では、

地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人

と定義されています。

観光庁では、登録を行った観光地域づくり法人を「登録DMO」とし、その候補となり得る法人を「候補DMO」とされています。

登録DMOとは(旧:日本版DMO)

DMO(観光地域づくり法人)とは、Destination Management/Marketing Organizationの頭文字をとった名称であり、観光物件、自然、食、芸術など当該地域にある観光資源に精通した多用な関係者と協働しながら、観光地の活性化を推進する法人のことを指します。 観光庁は「登録DMO(旧:日本版DMO)」を、「地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った観光地域づくりの舵取り役をする法人」と定義しています。 この記事で...


ウィズコロナにおけるDMOの取り組みを紹介

以下、ウィズコロナ時代において、各DMOが行われている「安心・安全」への取り組みを紹介します。

四国ツーリズム創造機構「Shikoku Concierge Desk」インバウンドお問い合わせ

  • 四国へ旅行前、旅行中の訪日外国人観光客のお問い合わせ先として、英語版の公式サイトに「Shikoku Concierge Desk(四国コンシェルジュデスク)」を運営しています。四国の観光地や宿泊施設の情報はもちろん、モデルコースの提案や新型コロナウイルスの感染予防対策に関連するお問い合わせも対応しています。同DMOは、お問い合わせの内容を収集し、今後のインバウンド戦略に活かしていくとしています。
▲[Shikoku Concierge Desk]:四国ツーリズム創造機構英語版公式サイト
▲[Shikoku Concierge Desk]:四国ツーリズム創造機構英語版公式サイト

<参考>四国ツーリズム創造機構公式サイト:https://shikoku-tourism.com/

渋川伊香保温泉観光協会:「しぶかわ伊香保モデル」他

  • 渋川市内の宿泊施設を来館者に安心して利用してもらうために、現地の渋川医師会による衛生講習会の実施や地域独自の衛生基準「しぶかわ伊香保モデル」、入館時における来館者の体調確認シート、体調不良の場合の対応マニュアルなどの感染予防対策を策定しています。

▲[感染予防対策について]:渋川伊香保温泉観光協会公式サイト
▲[感染予防対策について]:渋川伊香保温泉観光協会公式サイト

<参考>渋川伊香保温泉観光協会公式サイト:https://www.ikaho-kankou.com/

豊岡観光イノベーション:感染対策ガイドライン・認証制度 ほか

  • 豊岡市全体の衛生水準を上昇させ、来訪者に安心安全な旅行を提供できるよう、独自の「豊岡市における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を策定しています。このガイドラインは、豊岡市エリアの観光に関わるあらゆる業種を網羅し、感染症対策の専門家による監修のもと作成されています。さらに、今後のインバウンドの回復を見据えて、宿泊施設に関しては、世界基準に照準を合わせ、アメリカン・ホテル&ロッジング協会(AHLA)やハイアットグループなど世界規模のホテルチェーンのガイドラインを取り入れています。
  • 上記の感染症対策ガイドラインに基づいた、宿泊施設、物産施設、飲食店など事業者向けの感染症対策認証制度「CLEAN and SAFE TOYOOKA(クリーンアンドセーフ豊岡)」も始めています。
▲[CLEAN and SAFE TOYOOKA]:公式サイト
▲[CLEAN and SAFE TOYOOKA]:公式サイト

<参考>豊岡観光イノベーション公式サイト:https://toyooka-tourism.com/

そらの郷「新型コロナウイルス対応ガイドライン」

  • そらの郷で行われている教育民泊に対し、独自の「新型コロナウイルス対応ガイドライン」を策定しています。学校関係者・生徒・受け入れ家庭に対し、出発前の14日前より不要不急の外出自粛を求めており、出発前の14日前から宿泊最終日までの「行動記録表」および「健康観察表」の記帳と提出を義務化しています。そのほか、徹底した衛生管理や、食事中・就寝中のソーシャルディスタンスの確保などもガイドラインに記載されています。
▲[新型コロナウイルス対応ガイドライン]:公式サイト
▲[新型コロナウイルス対応ガイドライン]:公式サイト

<参考>そらの郷公式サイト:https://nishi-awa.jp/soranosato/

黒部・宇奈月温泉観光局:「Smile Unazuki」、感染防止対策「ピクトグラム」

  • コロナ禍における新たな⽣活様式の一環として、おもてなしの気持ちを表すロゴマーク「Smile Unazuki(スマイル宇奈⽉)」を掲げています。そして、観光施設の従業員がロゴマークのシールをマスクに貼り付けることで、観光客や同業者に笑顔とエールを送っています。
  • 観光客に安心して旅行してもらえるよう、新型コロナウイルスの感染防止対策を視覚化した絵文字「ピクトグラム」を制作し、観光施設の店頭やレジに掲示しています。マスクの着用や手指の消毒、施設の換気など、全部で13種類あります。
▲[「Smile Unazuki」ロゴマークのシールをマスクに貼ったイメージです]:プレスリリースより
▲[「Smile Unazuki」ロゴマークのシールをマスクに貼ったイメージです]:プレスリリースより

<参考>黒部・宇奈月温泉観光局公式サイト:https://www.kurobe-unazuki.jp/

京都市観光協会「きょうの安心・明日の笑顔~新型コロナウイルス感染症対策・応援プロジェクト~」他

  • 「きょうの安心・明日の笑顔~新型コロナウイルス感染症対策・応援プロジェクト~」では、同DMOが策定した感染症対策のガイドラインに賛同する観光事業者にステッカーを配布しています。観光客や市民がアンケート調査を通し、このステッカーが貼ってある観光事業者に評価や応援することによって、観光事業者のサービスや感染症対策のさらなる改善につなげる仕組みとなっています。こうした観光事業者・市民・観光客を巻き込んだ安心・安全な観光地づくりの循環構築は、国内初の取り組みです。
▲[京都市観光協会の国内初の取り組み]:プレスリリースより
▲[京都市観光協会の国内初の取り組み]:プレスリリースより

  • その他、京都市観光協会では、京都市と共同で、京都市内の店舗、事業所等を対象に、感染対策のための備品や機器の調達に関する経費を補助する制度を創設しました。補助対象経費は、キャッシュレスなどの非接触型設備の導入、事前予約システムの導入、仕切り板、パーテーション購入などがあります。補助金申請の受け付けは10月16日までです。

<参考>京都市観光協会公式サイト:https://www.kyokanko.or.jp/

NPO砂浜美術館「Tシャツアート展開催における感染症拡大防止のためのガイドライン」

  • 2020年10月31日~11月3日「第32回Tシャツアート展」の開催に向けて、「Tシャツアート展開催における感染症拡大防止のためのガイドライン」を設けており、来場者や運営スタッフに対し、手指消毒、検温、体調管理などの感染対策を求めています。
▲[Tシャツアート展開催における感染症拡大防止のためのガイドライン]:NPO砂浜美術館公式サイト
▲[Tシャツアート展開催における感染症拡大防止のためのガイドライン]:公式サイト

<参考>NPO砂浜美術館公式サイト:http://www.sunabi.com/

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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