2021年1月27日(水)から29日(金)までの3日間、企業の売上拡大につながる製品・サービスが一堂に会するマーケティングの総合展「第4回 Japan マーケティング Week【春】」が開催されました。
日本最大の「見本市の主催会社」であるリード エグジビション ジャパンが主催し、会場は幕張メッセで行われました。
緊急事態宣言中の開催でありながら、徹底した感染対策によって安全・安心な環境づくりへの配慮がされており、各ブースでは活発な商談が行われていました。
今回は、「第4回 Japan マーケティング Week【春】」を現地で取材したレポートを紹介します。
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ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
「Japan マーケティング Week」 とは
Japan マーケティング Weekとは、企業の売上拡大につながるあらゆる製品、サービスが一堂に会するマーケティングの総合展です。春は幕張メッセ、夏は東京ビッグサイト、9月にはインテックス大阪と年に3回開催をしています。
今回の2021年春の開催では、販促、Web販促、看板・ディスプレイ、店舗経営、営業支援、広告宣伝、海外プロモーションの7つの専門展がおかれ、売上アップ、ブランディング、集客力アップなど、企業のさまざまな課題解決につながるソリューションが提案されました。
来場者数は1月27日(水)から29(金)の3日間で約6,400人となり、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底しながら活発な商談がおこなわれました。
なお、Japan マーケティング Week 事務局の公式noteでは、Japan マーケティング Weekの各会期後にレポートを掲載しているほか、マーケ基礎知識や最先端のトレンド、様々な分野で活躍する方へのインタビューなども発信しています。
- Japan マーケティング Week 事務局公式note:https://note.sp-world.jp/
出展社の一部を紹介
今回の展示会では、企業のマーケティングを支援するさまざまなサービスや製品が展示されていました。
その一部を紹介します。
tripla株式会社:AIチャットボット、多言語対応も可能に
triplaは、ECサイトやコールセンターの一次対応、社内の総務関係の問い合わせ対応などに活用できるAIチャットボットを提供しています。
現在、ホテルや観光案内所などに多く導入されており、JR東京駅構内の商業施設グランスタでも活用されています。
triplaAIチャットボットでは、事前にFAQやチャットを作成しておくことで顧客からの問い合わせに即座に対応できます。またAIが判定できない質問は、自動的に企業のオペレーターにつながり、次回以降の質問回答の精度向上に役立てられます。
他にも、triplaのAlチャットボットの特徴として、多言語対応が可能な点があげられます。
triplaは社員の約半数が海外スタッフで構成されており、FAQの作成、翻訳はtriplaのネイティブスタッフが行っています。現在、日本語、英語、韓国語、繁体字中国語、簡体字中国語の5か国語に対応しているとのことです。

株式会社SPinno:販促業務におけるDX推進
SPinnoでは、企業の販売促進業務に関わる業務を一元的に管理できるプラットフォーム「Spinno」を提供しています。
これまで、電話やメールで行われてきた販促物作成の依頼や承認、注文などの業務フローをクラウド上に集約し、業務効率の向上につなげています。
これにより、販促物のデータを一括管理できたり、現場の状況に合わせて販促物のデザインを柔軟に変更、保存できるなど、各部門での業務進捗を共有し活用できるようになります。
データとデジタル技術を活用し、業務や組織の変革を目指すDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性については経済産業省も言及しており、DX推進に向けて「DX推進指標」を公開するなど取り組みを行っています。
SPinnoの提供するプラットフォームは、まさにこのような時代の流れに沿って企業の変革につながるサービスといえます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)のメリット・デメリットを紹介
デジタル化を進めることで業界内の競争において優位性を獲得できるデジタルトランスフォーメーションは、大きな注目を集めています。本記事ではデジタルトランスフォーメーションについてその概要や必要性について紹介しながら、導入のメリットやデメリットを解説していきます。目次デジタルトランスフォーメーションとは?デジタルトランスフォーメーションの概要デジタルトランスフォーメーションの必要性デジタルトランスフォーメーションの導入事例デジタルトランスフォーメーション 3つのメリット1. 効率性・生産性・精度...
ビーモーション株式会社:オンライン接客ソリューション
ビーモーションは、ECサイトや店舗におけるオンライン接客のシステム導入からサービス運用を支援しています。
オンライン接客には、ビデオ通話システムを活用したオペレーター接客システム、仮想空間で企業のイメージキャラクターなど任意のキャラクターを遠隔操作するアバター接客システム、ボットキャラクターがシナリオ誘導する自動接客式の接客ボットシステムを用意しています。

現在、ビーモーションのオンライン接客システムは家電小売業界で主に活用されており、オペレーターが画面越しに接客するだけでなく、商品が動く様子を実際に画面に映すこともできます。
また、外国語が話せるオペレーターが接客にあたることで、技術的には多言語対応にも活用可能とのことです。
訪日ラボもセミナーに登壇
今回のJapan マーケティング Weekには、訪日ラボも出展し、セミナーにも副編集長 岡安太志が登壇しました。
セミナーのテーマは「ウィズコロナ時代のインバウンドマーケティング戦略と実践」とし、2020年のインバウンド振り返り、2021年のインバウンドの展望、これからできる取り組みについて紹介しました。
インバウンド業界は新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、ウィズコロナ、アフターコロナでのより具体的かつ緻密な戦略が求められる「第三のフェーズ」へと突入しています。
セミナーでは、2021年のインバウンド業界に訪れると考えられる、新たな潮流について解説しました。

EXPOでの感染防止対策:入場前の消毒・検温や場内の換気を徹底
今回の展示会の開催に際しては、徹底した感染防止対策がとられていました。
具体的には、全参加者へのマスク着用徹底や、サーモグラフィー等による体温測定、すべての出入り口での消毒液設置などがあげられます。
また、医師・看護師が医務室に常駐しており、扉の開放、空調設備による常時換気やセミナー会場での座席間隔の確保なども行われていました。

コロナ禍における大規模展示会の先行事例
今回は「Japan マーケティング Week 【春】」の開催の様子を紹介しました。
ウィズコロナ時代においてオフラインでの大規模な商談会や展示会の開催は難しい中、今回の展示会は徹底した感染対策が敷かれ、参加者も出展社も安心して参加している様子が伺えました。
本展示会の構成展である「海外プロモーションEXPO」は今回が第一回目となりましたが、来場者には海外に向けてビジネスを広げたいという方や、インバウンド対策を進めていきたいという方など、明確な目的意識を持った人が多く来場していました。
Japan マーケティング Weekは今後、幕張メッセでの春・夏の開催、9月の関西展開催の年3回の開催が予定されています。新規顧客の開拓をお考えの方や、複数のソリューション企業を直接見比べながら商談したいという方は、ぜひ次回の参加をご検討されてはいかがでしょうか。
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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