日本観光の魅力的な体験を、デザインの観点から支援するためのピクトグラム「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」が開発されました。
日本デザインセンターが企画と制作を手がけ、大黒大悟氏がアートディレクションを担当しました。
すべて無償公開で、商用利用も可能ということです。
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日本の文化をシンプルに伝えるピクトグラムが開発
「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」のピクトグラムは、日本の観光体験をデザインで支えるために開発されました。
その開発にはどのような想いが込められているのでしょうか。
どの人が見ても「今の日本」が理解できるピクトグラム
「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」のピクトグラムは、シンプルでわかりやすい造形を意識しています。
「二度目の日本」をキーワードに、従来のピクトグラムよりも日本の体験を一歩深く掘り下げており、独自性あるラインアップが特徴的です。
また大半のピクトグラムは、テキストとセットとなっており、日本が紡いできたストーリーの一端に触れ、日本をより深く知ってもらう狙いがあります。
独自性、普遍性、柔軟性の3つの指標をもとにデザイン開発を行い、紙やスクリーン、屋外サインなど、さまざまな媒体で美しく機能することを前提としています。
明暗反転や多色にも対応可能で、幅広い用途に使用可能です。
ピクトグラムの種類について
「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」のピクトグラムの一部をご紹介します。
富士山や伏見稲荷大社など、日本の名所が多数取り揃えられています。


さらに日本の国技「相撲」のピクトグラムなどもあります。

このほかにも、ラーメンや歌舞伎、座禅など、さまざまなタイプやジャンルのピクトグラムがあります。
観光に関するサービスで幅広く使用可能
「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」のピクトグラムは、観光マップや施設サイン、LINEトーク、観光案内サイト、レストランなど観光に関するサービスで幅広く使用することができます。
全て無料で使用でき、商用利用可能
「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」のピクトグラムは、すべて無料で使用でき、商用利用も可能となっています。
その利用規約と、SNSでの拡散方法について、ご説明します。
利用規約
「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」のピクトグラムは、公序良俗に適した内容で使用可能であり、素材の形状の改変や再配布、ロゴ、商標、サービスマークの一部として利用することは禁止されています。色の変更は可能であり、また希望するピクトグラムの依頼も可能となっています。
規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用を問わず無料で利用できますが、「EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS」公式のテキストや写真は除くとされています。
使用にあたっての連絡は不要ですが、事前の連絡なく参考事例としてWebサイト等に紹介・掲載される可能性があります。
利用した際にはSNSで拡散を
世界中のより多くの人に使ってもらうため、ピクトグラムをSNS上で拡散することが推奨されています。
ピクトグラムの実際の使用シーンや使ってみた感想を、「#ExperienceJapanPictograms」「#japanpict」「#ejp」などのハッシュタグを付けて、投稿してほしいとしています。
LINEスタンプも用意されており、身近な人への拡散を呼びかけています。
ピクトグラムを活用で受け入れ環境の整備を
観光庁が行った調査では、訪日外国人が訪日旅行中に困ったことの上位5位に、観光案内板や地図などの「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が挙げられています。
言葉の壁をなくすことの重要性は今後も変わらないと考えられ、ピクトグラムのような便利なツールを積極的に活用していくと効果的でしょう。
このようなピクトグラムも活用して、自社のパンフレットや配布物の見直しや改善を進めてみるのも良いでしょう。
<参照>
EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS:公式サイト
観光庁:訪日外国人が旅行中に困ったこと、受入環境整備の課題が明らかになりました ~受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を実施~
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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