NY、観光客にワクチン無料提供を検討|背後に「ワクチン余り」の影響か

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ニューヨーク市は観光客に対して新型コロナウイルスワクチンを無料提供することを、州当局と検討しています。コロナ禍でダメージを受けた観光業への支援策の一貫として、この施策と行うとしています。

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ニューヨーク市で観光客にワクチン提供なるか

米ニューヨーク市のデブラシオ市長は2021年5月6日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大で低迷する観光業を再建するため、市外から訪れる観光客にワクチンを接種する観光誘致策を発表しました。

接種場所として、タイムズスクエアやセントラルパークなどの観光名所に移動接種施設を設ける予定です。

また使用するワクチンについては、1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンが採用される予定です。

デブラシオ氏は「観光客を取り戻すキャンペーン」であり、観光客に向けた「前向きなメッセージになる」と訴えた。

また、ニューヨーク市は観光誘致策として、4月にも32億を投じるキャンペーンの実施を発表していました。詳しくは関連記事をご覧ください。

関連記事
ニューヨーク市、32億円投じ観光業復活のためキャンペーン実施へ、夏には回復狙う

アメリカでのワクチン余りも影響か

現在、アメリカではワクチンの供給ペースは安定しているものの、接種率には、接種をためらう人が多いため鈍化傾向が見られます。

NHKによると、民間の調査団体が3月末に発表した世論調査では、ワクチン接種をためらう人や否定的な人が全体の37%に上っています。

ニューヨーク州ではすでに予約なしでも接種できるようになっており、マンハッタンにある全米最大規模の博物館、アメリカ自然史博物館には4月23日、予約なしでも接種できる大規模な接種会場が設けられました。

ただし、現在のところニューヨーク州が定めたワクチン接種対象は州民と州内に勤務または通学する人らに限られています。

このように、ニューヨーク州では、ワクチン供給が安定していることから、今回観光客にも接種対象を広げる見込みだと考えられます。

デブラシオ市長は、「ニューヨーク州の承認が得られ次第、今週末にも開始する」と発言しましたが、州が承認するかは不透明です。

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<参照>
NHK:アメリカ ワクチン接種のペース鈍化 接種率向上が課題
SankeiBiz:NY、ワクチンで観光誘致 市長発表も州の承認は不透明

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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