「ワクチン打てば現金支給」マカオの企業がインセンティブ制度導入、官民連携で2億円投資

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世界でワクチン接種が進む中、マカオのIR統合型リゾート)運営企業では、ワクチン接種を完了した従業員には一律1,000マカオパタカ(約1万3,600円)を支給する取り組みを始めました。

インセンティブ制度の導入で、従業員のワクチン接種を促していきます。

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メルコリゾーツ、ワクチン接種完了でボーナス支給を発表

5月23日時点で、マカオのワクチン接種完了者は8.1%に留まっています。そんな中で、IR運営会社のメルコリゾーツ&エンターテインメントが、政府と連携したインセンティブ制度の導入を発表しました。

ワクチン接種時の休暇に加え、ボーナスも付与されるとのことです。

官民連携で2億円投資、集団免疫の獲得目指す

マカオやフィリピンIR統合型リゾート)を運営する企業、メルコリゾーツ&エンターテインメント(以下:メルコリゾーツ)は、従業員の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を促すため、ボーナス制度の導入を開始しました。

すべての従業員は、ワクチン接種に際し、「ワクチン休暇」として2日間の有給休暇を取得でき、接種が完了した際には、ボーナスとして現金が支給されます。その額は1,000マカオパタカで、日本円で1万3,600円です。

さらに、全従業員のワクチン接種率がメルコリゾーツが定める目標に達した場合、従業員最大6人に対して、1人あたり100万マカオパタカ(約1,360万円)の賞金が当たる抽選を実施することも決められています。

この取り組みは、マカオ保健局、米国疾病予防管理センターと連携したものとなっており、制度の実施予算には1,600万マカオパタカ(約2億1,730万円)を見込んでいるとのことです。マカオ政府と連携するIR運営企業の中では初の取り組みとなります。

また、メルコリゾーツの会長兼代表取締役を務めるローレンス・ホー氏は、「メルコの従業員、ゲスト、コミュニティの健康と安全は最優先事項です。」と述べ、このインセンティブ制度は集団免疫の獲得にも貢献しているとしています。

マカオ保険局は、5月23日の発表で、ワクチン接種を完了した人の数が合計55,580人だと発表していますが、これはマカオの人口比率では約8.1%とわずか1桁の数値となっています。今回のメルコリゾーツ取り組みによって、接種拡大が加速化することが期待されます。

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<参照>

Melco Resorts & Entertainment's:プレスリリース

マカオ保険局:澳門新冠疫苗接種情況和接種後不良事件每日簡報

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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