エクスペディアは旅行者の「旅行予約へのストレス」を軽減するため、予約をより円滑に行えるようなサポート機能を追加すると発表しました。
アフターコロナの「ニューノーマルな旅行」を意識し、目的地や各施設が新型コロナウイルス感染症対策設けているガイドラインを明示するほか、旅程についてバーチャルエージェントに質問できる機能を追加するとしています。
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エクスペディアが旅行予約、計画のサポート機能追加 旅行客のストレス軽減へ
エクスペディアは、2021年4月に実施したアンケート結果を公表するとともに、旅行客が抱えている予約や計画へのストレスを軽減させるサポート機能を追加することを発表しました。
日本は約半数が「コロナ後の旅行予約にストレス」と回答
エクスペディアは、2021年4月に世界12地域の15,000名を対象に「旅のパートナー」について調査を行いました。アンケート内で示された「コロナ禍で最も恋しいと感じること」という質問に対する回答として、日本では「制限のない旅行ができること」が57%で1位となりました。

一方旅行を計画したり予約をすることについて、ストレスを感じている日本人が一定数いることも明らかになりました。
また、調査内では、日本の約半数となる49%から「旅行予約をする際、コロナ前よりコロナ後の方がストレスを感じるようになった」との回答が寄せられています。これは、調査対象の12域の中で、アメリカに次ぐ2位となっています。
エクスペディアの新サポート機能
このような実態を受け、エクスペディアは、旅行者の旅行計画や予約をサポートする新たな機能を追加することを発表しました。一部地域では、「バーチャルエージェント」という、ワンクリックでの旅行キャンセルや旅程についてのバーチャルエージェントへの質問などを可能にする機能をすでに開始していますが、これを今後数か月の間に日本語にも対応させていくとのことです。

また、エクスペディアの「新型コロナウイルス (COVID-19))トラベルアドバイザー」では、目的地で敷かれている規則や安全衛生に関するガイドラインを検索できるようになっています。
宿泊施設の詳細ページでは、利用予定の各施設が行っている新型コロナウイルス感染症対策も確認できます。
さらに、エクスペディアの旅行の検索画面には「料金カレンダー」を掲載しており、宿泊施設や航空券について、最もお得な時期を簡単に把握できるようになっているということです。

エクスペディアは、「調査を通じて旅行者のストレスや困っていることを探ったところ、旅行者の『手助け』となり、サポートしていくことが大切だという結論に至りました。」とコメントしています。
「お客様に旅のあらゆる場面で寄り添うと約束することで、また旅行への期待感を高めてもらいたい」と、今後の旅行再開に向けた意欲を見せています。
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エクスペディア:プレスリリース
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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