タイは、7月1日から一部で海外観光客を受け入れることを発表しています。プラユット首相は、これに続いて、2021年10月までには受け入れを全土で行いたいと示しました。ワクチン接種が完了している人を対象に、隔離なしの入国を許可するということです。
タイは世界的にも観光大国とされており、新型コロナウイルス感染症の影響で経済は大きく打撃を受けています。海外からの観光客受け入れを再開させることで、観光業と国の経済全体を回復させたい考えです。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)タイ、「120日以内」に全土での海外旅行者受け入れ再開を目指す
タイのプラユット首相は、16日の行われたテレビ演説で「120日以内に国を完全に開くことを目標にする」と述べました。コロナ禍によって国の経済が打撃を受けたことから、首相は早期に海外からの観光客受け入れを再開したい考えです。
10月までに全国で観光客受け入れ再開へ、7月からは一部で解禁
6月16日、タイのプラユット・チャンオチャ首相はTV演説を行い、10月中旬までに入国制限を大幅に緩和する方針を示しました。
世界的な観光大国であるタイは、コロナ禍で海外旅行者が激減したことにより、2020年の観光収入が約3,320億バーツ(約1兆1,400億円)と2019年の約1兆9,300億バーツ(約6兆6,500億円)から83%減少するなど大きく打撃を受けていました。
このような中で、タイ国内の経済を救うため、プラユット首相はワクチン接種を完了した人を対象に外国人の隔離なしの入国を全面的に受け入れる考えを明らかにしました。
タイでは1日の新規感染者数が2,000人にのぼり、ワクチン不足も叫ばれるなど感染状況は未だ厳しい中にありますが、首相は国境を開くという選択肢について「経済的ニーズを考慮して、リスクを受け入れる時だ」と述べたということです。
同時に、タイ国民にはできるだけできるだけ早くワクチンを接種することを促すとしています。
なお、タイは、全国的な観光客受け入れに先んじて、7月からプーケットで受け入れを再開することを発表しています。
7月から行われる「プーケットサンドボックス」では、ワクチン接種を終えた観光客は、タイに入国した後最初の7日間をプーケットで過ごし、その後国内の各地域を自由に旅行できるようになります。プーケットでは隔離が求められないため、最初の7日間もプーケットで観光を楽しめるというものです。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
REUTERS:Thailand targets reopening within 120 days as economy flounder
ข่าวช่อง 7HD:ททท.คาดเปิดรับนักท่องเที่ยวต่างชาติได้ไตรมาส 3
日テレNEWS24:タイ 接種条件に観光客受け入れ本格再開へ
NHK NEWS WEB:タイ 10月中旬までに外国人観光客の入国制限 大幅緩和
【12/2開催】店舗とデジタルの分断を超える!データ統合で実現する“シームレスな顧客体験”とは?

多くの小売企業が、店舗、EC、アプリ、LINEなど多岐にわたる顧客接点を持っています。しかし、そのデータは分断され、「同じお客様に一貫した体験を提供できない」という課題に直面し、その結果、最適なタイミングで適切な情報提供ができず、機会損失を招いています。
今回、このような悩みをもつ小売業者さまに向け「店舗とデジタルのあらゆるデータをシームレスにつなぐ顧客体験設計」を解説するセミナーを開催します。
国内外の事例を交え、小売企業の皆様に最新トレンドと実践法をお届けします。
<セミナーのポイント>
- 店舗とECの在庫情報を連携させたOMO戦略の最新事例がわかる!
- 顧客データ統合によるOne to Oneマーケティングの実践法が学べる!
-
小売業のデータ分断課題を解決し、“シームレスな顧客体験”を実現するヒントが得られる!
→【12/2開催】店舗とデジタルの分断を超える!データ統合で実現する“シームレスな顧客体験”とは?
【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!










