シンガポール政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種済みの旅行者を隔離なしで受け入れる制度を始めると発表しました。
8月20日深夜から香港・マカオからの隔離なしの入国を認め、9月8日からはドイツとブルネイからの旅行者を受け入れます。ただし出発前と到着時、旅行中の3日目と7日目のPCR検査を求める方針です。
ワクチン接種完了率が8月17日時点で住民の77%に達しているため、規制を緩和するということです。
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シンガポール、ワクチン接種済みなら隔離なしでの入国再開へ
シンガポール政府は8月19日、世界保健機関(WHO)が認めたワクチン接種完了後、2週間を経過した人を対象に一部国・地域から隔離なしでの入国を認めると発表しました。
短期滞在者やシンガポール居住者の短期往来も想定しています。隔離なしでの入国ですが、出発前48時間以内のPCR検査、シンガポール滞在中の検査など検査体制を万全にする方針です。
9月8日からドイツとブルネイを対象に、「ワクチントラベルレーン(VTL)」と称した運用を開始します。
シンガポール国籍以外の人々に対しては、入国1週間前までに「ワクチントラベルパス(VTP)」取得を義務付け、指定の航空機に搭乗することを求める方針です。
ワクチン接種率が上昇する中、海外との人の往来を段階的に再開し、経済と国際航空ハブとしての地位を回復するのが狙いだと考えられます。
香港・マカオではワクチン接種者以外も隔離なしに
8月20日午後11時59分からは、香港・マカオを感染リスクが非常に低い地域として、最も制限が緩やかな「カテゴリーI」に分類し、PCR検査が陰性であれば隔離なしとします。
これにより21日間以上、香港・マカオまたはシンガポールに連続して滞在していた人、シンガポールの居住者が香港やマカオに行って数日で戻ってくることも可能になります。
なお、香港・マカオの場合はワクチンを接種していない人も対象となります。現在すでに、中国本土(江蘇省を除く)、ニュージーランド、台湾が対象となっています。
日本も入国制限緩和、自宅や自己指定ホテルでの待機可能に
また8月21日から、日本、ベルギー、デンマーク、ルクセンブルクを従来の「カテゴリーIV」から「カテゴリーIII」に引き上げます。
原則シンガポール入国後、政府指定のホテルなどで14日間待機する措置が必要ですが、ワクチン接種完了から2週間以上経過した人には、自宅または自己指定のホテルでの待機を認められます。
日本の「ワクチンパスポート」、海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書も使用可能です。ただし、今のところ隔離なしでの入国再開へのめどはたっていません。
変異株の出現がある中、これらの取組がどれほど功を奏すのか注目が集まりそうです。
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<参照>
外務省:海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(8月19日現在)
在シンガポール日本大使館:新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(その60)
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