旅行、レジャー予約プラットフォームの「Klook」はGoogleと連携し、「Google Things to do」プラットフォームを旅行事業者向けに提供開始しました。
本連携によってKlookと連携する旅行事業者は、アクティビティやアトラクションを「Google Things to do」上で公式サイトとして表示することが可能となります。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
観光事業者が恩恵を享受、予約件数獲得に貢献か
「Google Things to do」は、航空券やホテルの予約プラットフォームに続いて、Googleがアクティビティやアトラクションの分野で導入した予約検索表示機能です。
同サービスの利用で、消費者は世界中のアクティビティやアトラクションを見つけ、計画を立て価格を比較することができます。
また、そのアクティビティやアトラクションの運営元の公式HPから、リアルタイムで更新される商品の空き状況を確認し予約することも可能です。

この度GoogleがKlookと提携することで、対象事業者はスムーズに自社の予約サイトを「公式サイト」として「Google Things to do」上に表示させることができるほか、Googleからの予約増加につなげることを可能としました。
Klookによれば同社は14言語と41通貨、および世界中の30以上の決済手段に対応しているため、事業者のグローバル市場へのアクセスの向上が期待されます。
また2021年の上半期だけで、Klookのアジア太平洋地域の事業者との契約は185%増加しており、新しい旅行環境の中で、デジタル化に意欲的な事業者におけるKlookの需要は高まっているとしています。
その中には、マニラ・オーシャン・パーク、台湾の鈴鹿サーキット・パーク、宇都宮動物園、よみうりランド遊園地など、さまざまな事業者が含まれています。
Klookジャパンを統括するGM増田航氏によると、
「Google Things to doとの連携により、Klookはパートナー事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに力強くサポートできるようになりました。急速に進化するオンラインでの消費者行動を的確に捉えながら信頼できるパートナーとして、旅行・観光事業者のデジタル化の道を共に歩んでいきます。」
と述べておりコロナ禍ではあるものの、引き続き旅行業、観光業のデジタル化に貢献していきたい考えです。
なお米旅行業界メディアのSkiftによると、Googleは予約機能「Reserve with Google」でツアー、アクティビティ、アトラクション分野での予約を2021年8月より正式に廃止することを発表していました。
関連記事:Klook(クルック)とは?香港発の旅先体験予約サイト・使い方と人気の理由・お得情報総まとめ
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
Klook Travel Technology Limited:プレスリリース(PRtimes)
Skift:Google to End Tours and Activities Booking Next Month
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!