タイのプラユット首相は11日の演説で、低リスクの10か国からの入国者を対象に、入国時に義務付けていた隔離措置を取りやめることを発表しました。
この措置については来月1日より適用されるということです。
「訪日ラボ」の最新インバウンドノウハウが配信されるメルマガに登録する
ワクチン接種済みや陰性を条件、外国人旅行者の受け入れ推進を訴え
プラユット首相は10月11日の20時30分(現地時間)に「Television Pool of Thailand」で放送された国民への演説で、入国者に課していた入国時の隔離措置について、11月1日より取りやめる方針を明らかにしました。
対象となるのは「低リスク」と判断されているイギリス、シンガポール、ドイツ、中国、アメリカなど10か国からの入国者です。現在、日本が含まれるかについては明らかになっていません。
上記の国からの入国者については、自国を出発する前にワクチン接種済みであること、PCR検査の陰性などを条件として入国時の隔離措置が免除されます。
また、12月1日までに上記の対象国を拡大し、1月1日をめどにさらに対象国を拡大する予定であるということです。
プラユット首相は同演説で、
「このような状況の中、私たちは迅速に、しかし慎重に行動しなければなりません。今後数ヶ月の間に年末年始の旅行者を誘致し、観光、旅行、エンターテイメント、その他多くの関連分野で生計を立てている何百万人もの人々を支える機会を逃さないようにしなければなりません。」
と述べており、観光業振興に向け、外国人観光客を積極的に受け入れる姿勢をアピールしています。
タイでは2021年7月1日より、外国人観光客を対象とした隔離免除措置「プーケット・サンドボックス」を試験的に導入していました。
観光業が主要な産業の一つであるタイにとって今回の観光再開計画は、「プーケット・サンドボックス」「サムイ島プラスプログラム」も含め、コロナ禍前の水準に近づく大きな足がかりになると期待されます。
関連記事
タイの3島、ワクチンの接種済みを条件として観光客の受け入れを再開
タイ、5都市で外国人観光客受け入れ再開 ワクチン接種完了を条件に
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
タイ国政府観光庁:プーケット・サンドボックスについて
THE GOVERNMENT PUBLIC RELATIONS DEPARTMENT:Thailand to Welcome Quarantine-Free Visitors
【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。
インバウンド対策を何から始めたら良いか悩んでいる方や、インバウンドの最新動向を知りたい方向けに
- 最新の訪日観光の状況や今後の予想
- 国・地域別のデジタルマーケティング
- 外国人向け情報発信の際に意識すべきこと
などがわかる資料を公開しています。
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!
【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる