米国で人気トップの旅行予約アプリ「ホッパー(Hopper)」はツアー・アクティビティ予約ソリューションの「プレイス・パス(PlacePass)」を買収しました。買収によってホッパーはタビナカ体験ビジネスに参入します。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
ホッパーは米国で人気トップのアプリ
ホッパーとは、航空券やホテルをより安く購入する情報を提供しているアプリです。米国ではブッキング・ドットコムなどの大手OTAを抑え、人気トップの旅行アプリに選出されました(データ株式会社「センター・タワー」調査)。2019年11月に開始した「Prince Freeze」機能により、利用者は旅行を決定する前にチケット価格を「凍結」することが出来るようになりました。
プレイス・パスは世界800以上の地域で30万以上の現地体験を扱うBtoBプロバイダーです。ホテル、航空会社、バケーションレンタルなどが現地でビジネス展開することを可能にする独自のテクノロジーを提供しています。
ホッパーがタビナカ体験ビジネスに参入 利用者へ旅行中の体験を提供
この買収を機に、ホッパー利用者は現地での体験も同アプリを通してチェックするようになります。具体的には広範囲の現地ツアーやアクティビティーにアクセスできるようになる予定です。プレイス・バスは、ホッパー・クラウドを通じて、同社の在庫を観光事業者に提供することが可能になります。
さらにホッパーはマリオットホテルの会員プログラム「ボンボイ」のツアー・アクティビティーの取り扱いを開始しました。ボンボイ会員は、プレイス・パスを通じて提供される現地体験を予約しすることができ、ボンボイのポイントも貯めることも可能になります。
今後ホッパーはデータサイエンス産業にも参入か
ホッパーは2021年夏に3億5,000万ドル(約400億円)の資金を調達しました。その評価額は500%増加しました。近頃、新たなフィンテックビジネスを立ち上げるため、AIによるフライト情報予測を使った予約支援ソリューションー提供する「Pilota」から、フィンテック部門を同社に統合しました。今後は調達資金を活用して、旅行、データサイエンスなどのスタートアップ企業を買収していく計画です。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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