北京五輪に暗雲。「外交ボイコット」する国・しない国

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

2022年2月から、北京五輪が開幕する予定です。

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の出現による感染拡大、そして中国の人権問題などと絡み「外交ボイコット」が起こる中、北京五輪はどのように開催されることとなるのでしょうか。

コロナ面から見た東京五輪との比較や、外交ボイコットについて紹介します。

関連記事:
北京五輪開催まであと5ヶ月。“日本との差“見せつけたい中国当局のジレンマとは
北京五輪、海外観客見送りの方針 未接種者は21日隔離に
米英豪加4か国、北京五輪を「外交的ボイコット」 日本に向けられる国際社会の眼差しは

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

コロナ禍の五輪、東京五輪との比較

まず、コロナ禍の五輪として、2021年に開催された2020東京オリンピック・パラリンピックとの比較を考察します。

変異株「デルタ株」と「オミクロン株」の出現

今年開催された東京五輪は、新型コロナウイルス変異株である「デルタ株」の影響が危惧される中での開催となりました。

有識者が危惧するなか、感染者は日本国内でも東京五輪をピークとして大きく増加しました。

いっぽう現在では新たな変異株オミクロン株」が出現し、感染拡大が危惧されています。

ただしオミクロン株については一部では重症化しないなどの報道もあり、今後どのような状況になるのか、依然として予測しにくい状況となっています。

なお、データベース「Our World in Data」上で、12月10日時点までの東京五輪開催中の世界の感染者数と現在の感染者数を比較すると、日本では感染者数は減少しているものの、世界的には感染の再拡大が起きているフェーズとなっています。

世界的にみると、東京五輪開催時と現在は、ちょうど同じぐらいの感染者数となっており、ここからどのように変動するかが注目されそうです。

感染対策の比較

東京五輪では、原則として無観客で競技が実施されました。

バブル方式」に基づき実施されたものの、実際には感染者を出すこととなりました。

バブルを外れて外国人選手らがスーパーやコンビニに買い出しに出かけたり、秋葉原の街を歩く姿なども見られていました。

またワクチンについては、東京五輪では選手及び関係者に義務化されなかったものの、接種率が約8割程度となりました。

いっぽう北京五輪では、 現在のところ中国国民のみ有観客で実施予定となっています。

IOCが発行する、感染防止策など大会規則を細かく定めたプレイブックは、10月と12月に公開される予定で、10月分のプレイブックでは、選手及び競技関係者、メディア関係者分が公表されています。

選手にはワクチン接種が推奨されており、接種しない場合は21日間の隔離生活となるなど、副作用の影響などを考慮していると考えられます。

なお関係者には、ワクチン接種を義務化する方針となっています。

関連記事
東京五輪「ワクチン接種がおもてなし」、IOCは参加選手とコーチの80%が接種完了するとの見通し
北京五輪、海外観客見送りの方針 未接種者は21日隔離に

北京五輪に漂う暗雲:外交ボイコットによる東京五輪との決定的な「差」

一方で、コロナ禍に起こった北京五輪と東京五輪との決定的な「差」として、各国が外交ボイコットに踏み切ったかどうかがあげられます。

東京五輪では感染拡大防止の観点から、首脳級の来日は15の国と機関にとどまりました。しかし、あくまでも「感染拡大防止」であり、外交上におけるボイコットではありませんでした。

ただし現在、北京五輪に向けては、香港や新疆ウイグル自治区内における中国政府による人権弾圧に抗議するための外交的態度として、外交ボイコットが起きています。

現在の情勢について説明します。

外交ボイコットが起こった背景:国内での人権弾圧、中国女子テニス選手の失踪

まず、なぜ多くの国で北京五輪における「外交ボイコット」が起こったのか、その背景を説明します。

中国では、新疆ウイグル自治区内において、彼らがイスラム教徒であり中国共産党に絶対的な忠誠心を持っていないことを背景に、集団虐殺や拷問などが起こっていると指摘されています。これが、今回の外交ボイコットの最も大きな原因となっています。

さらに、香港では「香港国家安全維持法」が制定されたことを受けて、中国政府に批判的な論調を行っていた「リンゴ日報」が廃刊に追い込まれるなど、「表現の自由」を弾圧するような人権侵害が起こっています。

これらの情勢に加え、11月には中国のテニスプレーヤーで、ダブルスで世界1位にも輝いたことがある彭帥(ポン・シュアイ)さんが張高麗(チャン・カオリー)前中国副首相から性的暴行を受けたことをSNS上で告白し、失踪するという事件が発生しました。

この続きから読める内容

  • 外交ボイコットを表明する国々
  • ギリシャは出席の意向、「アメリカには追随しない」イタリア
  • 対応に苦慮する日本
  • 北京五輪、コロナと外交の難題を乗り切れるか
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに