ランドオペレーターとは?業務内容とウィズコロナにおける今後の展望

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

ランドオペレーターとは、旅行会社の依頼を受けて、旅行先のホテルやレストラン、ガイドやバス鉄道などの手配・予約を行う会社のことです。

ここでは、ランドオペレーターとは何か、日本や海外で展開しているサービスについて紹介します。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

ランドオペレーターについて解説

ランドオペレーターとは、旅行先のホテルやレストラン、移動手段などの手配・予約を行う会社のことで、日本ではツアーオペレーターとも呼ばれます。

海外から訪れる、訪日観光客の予約をする会社も、ランドオペレーターと呼ばれます。

ランドオペレーターの業務内容

ランドオペレーターの主な業務内容は、鉄道バス、航空をはじめとした移動手段や宿泊施設の予約・手配、通訳やツアーガイドの手配などを行うことです。

現地ツアーの手配も行っており、日本語が通じるツアーなどもあるため、海外での観光が不安な人でも安心して観光できます。

団体旅行において活躍する印象を持たれることもありますが、個人旅行での手配も行っており、観光案内やスケジュール管理なども行います。

ランドオペレーターとして活躍するには

ランドオペレーターは、2018年1月から旅行業法により登録制となりました。

登録には、旅行サービス手配業務取扱管理者を最低一人配置する必要があり、旅行業務取扱管理者の資格を取った物でも代行が可能です。

なおこれらの資格を持っている人がいない場合、旅行サービス手配業務取扱管理者研修を受講して、修了証を受け取ることもできます。

さらに、以下の登録拒否事由に該当していないことも重要です。

  1. 過去に旅行業や旅行サービス手配業の登録を取消されて、5年を経過していない(登録を取消された会社の役員だった人も含む)
  2. 禁錮以上の刑罰、または旅行業法違反で罰金刑を受けて、5年を経過していない
  3. 暴力団員
  4. 申請前5年以内に、旅行業務や旅行サービス手配業務について不正な行為をした
  5. 暴力団員等がその事業活動を支配している
  6. 申請者(会社の場合はその役員)が未成年で、その法定代理人が1~4、8に該当している
  7. 心身の故障により業務を適正に行うことができないor破産手続開始の決定を受けていて、制限された権利を取り戻していない
  8. 会社の役員の中で1~4、7に該当している人がいる
  9. 営業所ごとに、旅行サービス手配業務取扱管理者を確実に配置する見込みがない

これらのいずれかにでも該当していると、旅行サービス手配業の登録はできません。

ランドオペレーターのこれから

現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外旅行へ行く機会が減少しています。

そのような状況のなかで、ランドオペレーターが受けた影響や、今後どうなっていくのか、考察していきます。

新型コロナウイルスによってランドオペレーターが受けた影響

2021年11月、一般社団法人アジアインバウンド観光振興会(AISO)は、「日本のインバウンド観光産業」をテーマとして記者発表を行いました。

記者会見の内容にはランドオペレーターに関するものもあり、コロナ禍で影響を受けるインバウンド観光業界に関する陳情書を、斉藤鉄夫国土交通大臣宛に提出しました。

「日本インバウンドメディア・コンソーシアム」の国内のランドオペレーターを対象にした調査(回答企業40社)によれば、2年連続で売上が8割程度減少し、半数以上の従業員を休ませている会社が53%あり、半数以上の企業が人員削減を余儀なくされています。

海外のランドオペレーターと同じく、海外現地のランドオペレーターもコロナによる多大な影響を受けています。

関連記事:国交相に観光産業の窮状訴え インバウンド早期再開など要請 AISO

今後のランドオペレーターについて

今後、新型コロナウイルスの感染拡大が収束していくにつれて、海外渡航が次々に解禁され、コロナ後の旅行需要は高まると考えられます。

2021年12月現在、ワクチン接種を完了していれば隔離が免除される国もあります。

各国の隔離条件や入国後の検査など、新型コロナウイルスに関する手続きも増加したため、ランドオペレーターは従来の業務だけでなく、コロナ関連の手続きも任されることも考えられます。

コロナ禍で変わるランドオペレーターの動向に注目

旅行会社の依頼を受けて、旅行先のホテルやレストラン、ガイドやバス鉄道などの手配・予約を行うランドオペレーターは、2018年1月から旅行業法により登録制となっています。

現在さまざまな国で、ワクチン接種証明の提示や、入国後の定期的な検査・陰性証明の提出などが求められています。

コロナ禍におけるランドオペレーターは、これまでとは違う働き方も求められることが考えられます。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

【7/16開催】【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※


外食店舗、支援サービス、業界のトップ企業が集結!

さらに、有名飲食店や外食産業を牽引する企業による特別基調講演も開催。

成功企業のリアルな戦略や、これからの外食業界を生き抜くヒントがここに詰まっています!

最新のトレンドを知り、トップ企業の成功ノウハウを学びたい方

業界の最前線で活躍する企業とつながり、新たなビジネスチャンスを掴みたい方にぴったりのイベントです。

今こそ、業界の未来を共に創る一歩を踏み出しませんか?

皆さまのご参加をお待ちしております!

<応募者特典>

  • イベント登壇企業の各種お役立ち資料
    ※口コミアカデミー内でのアーカイブ配信は予定しておりません
  • 本イベントのアーカイブ動画(1週間)

<本セミナーのポイント>

  • 有名飲食店&業界をけん引する企業の基調講演
  • - 成功企業の戦略や実例を直接学べる貴重な機会!
    - トップ経営者や専門家が語る「成長の秘訣」と「業界の未来」
  • 外食業界の最新トレンド&成功ノウハウが手に入る
  • - 変化の激しい市場で勝ち残るための最前線情報をキャッチ!
    - 業界をリードする企業が実践するプロモーション戦略やDX事例を公開!
  • 外食業界を支える最新サービス&ソリューションの紹介
  • - 飲食業界の課題解決につながるアイデアが満載!
    - 効率化や売上向上につながる最新ツール・サービスを知るチャンス

詳しくはこちらをご覧ください。

【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※【7/16開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに