コロナ禍が続く一方、徐々に観光目的の国際往来を再開させる国が増えてきています。
海外旅行再開に踏み切った国の一つであるイギリスでは、アフターコロナの旅行について、個人予約よりも旅行代理店を通じての旅行予約が多く選択されだろうと予想しています。
これは新型コロナウイルス感染症の拡大による「旅行の不確実性」が背景にあります。
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半数以上が旅行代理店で予約、背景にはコロナ禍
大手旅行代理店のFlight Center UKが発表した2022年のレポートによると、イギリスでは今年、半数以上(54%)の旅行者が、旅行を個人で予約するのではなく、代理店を通じて予約すると見込まれています。
これまで、旅行業界では個人予約での旅行(FIT)が増加傾向にありました。
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しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って旅行工程において突発的な変更、キャンセルが生じやすくなっています。旅行代理店はこうした予期せぬ事態にも一貫してサポートできることから、需要が高まっているということです。
レポートは、「このコロナ時代の旅行の不確実性は、旅行代理店の専門知識の価値をさらに確固たるものにした」と述べており、代理店による一貫したサポートの貴重性を強調しています。
また2022年はイギリスの旅行市場に回復の兆しが見えている模様です。
オミクロン株が流行する前の2021年10月には、イギリスでは65%の人が旅行に対して前向きな気持ちになっており、91%が今後1年間に海外に行くと回答しました。そして今年に入りパンデミックが始まって以来、最も多くの問い合わせと予約があるということです。
コロナ禍は続いているものの、ワクチン、検査体制の充実化、新たな治療法の登場などが旅行需要回復を後押ししていると考えられます。
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