5月5日(日本時間同)岸田首相は、英国・ロンドンの金融街シティーで講演を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大による入国制限に関して、「6月には他の先進7カ国(以下、G7)並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策をさらに緩和する」と表明しました。
G7並みに円滑な入国が可能に
岸田首相は、入国制限に関して「6月には、他のG7並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策をさらに緩和する」と述べました。
入国制限については、3月14日から1日当たり7,000人に緩和されていましたが、今回の表明により、より円滑な入国が期待されます。
また、「日本経済は力強く成長を続ける。安心して日本に投資してほしい。インベスト・イン・キシダ(岸田に投資を)」と表明しました。
その後、訪日を呼びかけ、最大限のおもてなしをすると語りました。
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「新しい資本主義」実現に向け、今後の取り組み
岸田首相は講演で、「新しい資本主義」実現に向けた今後の取り組みについても表明しました。
自らの看板政策の実現に向け、日本国民の資産所得倍増、人工知能(AI)・量子をはじめとする重要分野の研究開発促進などの方針を打ち出しました。
また、金融政策や財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を引き続き推進するとしたほか、金融市場改革の必要性にも言及しました。
首相は、「最近の首相の中では、最も経済や金融の実態に精通した人間だ」と訴え、自らが戦後初の金融業界出身の首相だと紹介しました。
2014年には、当時の首相である安倍晋三氏が金融街シティーで講演し、自らの経済政策「アベノミクス」について語っています。
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