政府は、新型コロナウイルスによる水際対策で停止していた訪日外国人観光客の受け入れについて、6月から再開する方針で検討に入ったと、25日、毎日新聞が報じました。
政府はすでに、現在は1日1万人としている入国者数の上限を6月からは1日2万人に引き上げると発表していますが、外国人観光客もその枠内での受け入れとなります。
本日5月26日にも岸田首相が正式に発表する見込みです。
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2年2か月ぶり、外国人観光客の受け入れ再開
政府は、6月から訪日外国人観光客の受け入れを再開する方針で検討に入りました。訪日外国人観光客の本格的な受け入れが再開されるのは、2022年4月以来、実に2年2か月ぶりとなります。
国内の感染者数が比較的落ち着いている状況を受け、政府は受け入れ再開に傾いたということです。パンデミックの発生以来落ち込んでしまった、インバウンド産業に活気が戻ることが期待されます。
6月以降には、水際対策の緩和を進めることが政府により既に発表されています。入国者数の上限を1日1万人から2万人へと引き上げることや、受け入れの相手国を感染状況により3段階に分け、段階に応じて入国時の検査や隔離を一部免除するといったことなどが具体的に示されています。外国人観光客もこの1日2万人の枠内でカウントされるということです。
参考記事:6月から入国者上限「1日2万人」へ
ガイドライン策定に向け、実証実験も進行中
インバウンド再開への実証実験として、政府は5月24日からアメリカなど4カ国からの少人数のツアー旅行を受け入れています。
この実証実験で得られたデータに基づいて、感染予防のガイドラインが策定されるということです。訪日外国人観光客の受け入れが再開した後も、当面はツアー客のみの受け入れが続くとみられます。
インバウンド再開にあたり、外国人と住民とのトラブルは避けなければなりません。そのためにも具体的かつ十分に遵守可能なガイドラインの策定が求められます。
参考記事:インバウンド再開へ 今月実証事業開始 米豪など4か国対象
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