「世界最強のパスポートは、世界で最も移動の自由がない」日本への痛烈な皮肉 英調査

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イギリスの調査会社「ヘンリー&パートナーズ」は、世界各国のパスポートを比較した「ヘンリー・パスポート・インデックス2022」を更新しました。

最新の第3四半期のランキングでは、日本・シンガポール韓国東アジアの国がトップ3を独占する結果となりました。

しかしこれら3カ国では比較的強い渡航制限が継続されているため、実態としてはこれら3カ国の国民の移動の自由は少ない、という指摘もありました。

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東アジアがトップ3独占も、渡航制限が足かせに

「ヘンリー・パスポート・インデックス」は、国際航空運輸協会(IATA)のデータをもとに、ヘンリー・パートナーズ社が作成するランキングです。パスポートの保有者が、事前のビザ申請なしで渡航できる目的地の数に応じて、世界各国のパスポートランキングされています。

2022年第3四半期のランキングでは、前期に続き日本が1位となりました。ビザなしで渡航可能な目的地の数は193となっています。

次いで2位にランクインしたのは、シンガポール韓国です。ビザなしで渡航可能な目的地の数は192です。

しかしヘンリー&パートナーズ社のレポートでは、これら3カ国の国民の移動の自由は、新型コロナウイルス関連の渡航規制によって、かつてないほど制限されていると指摘されています。

特に日本については、「世界最強のパスポートは、世界で一番移動の自由がない」と、レポートのタイトルで痛烈に指摘されています。

IATAの統計によると、東アジア地域からの旅行需要は、コロナ前の水準の17%にとどまっているということです。ヨーロッパと北米では旅行需要はコロナ前の水準の60%まで回復していることを踏まえると、東アジア地域の特異性がわかります。

一方でIATAのチーフエコノミストは、2022年には世界の旅行者数はコロナ前の水準の83%まで回復するとの予測を発表しています。世界的な旅行再開の波に乗り遅れないためにも、日本を含む東アジア地域の早期の渡航制限解除に期待がかかります。

ウクライナ危機の影響続く

今年の2月から続くウクライナ危機の影響で、ウクライナ、ロシア両国民の国際渡航に関する状況は大きく変わりました。今もその影響は続いています。

ウクライナは今回のランキングでは35位で、144の目的地にビザなしで渡航できます。

GCERF(Global Community Engagement and Resilience Fund、スイスの非営利基金)のエグゼクティブディレクターである、カリド・コーサ―氏によると、少なくとも500万人のウクライナ人が国外に避難し、700万人ほどのウクライナ人が国内での転居を余儀なくされたということです。

さらに6月には、ウクライナはEUの加盟国候補として承認されました。加盟が正式に承認されることになれば、ウクライナのパスポート保有者の移動の自由は拡大し、EUへのウクライナ人の流入がさらに増加するとみられています。

一方でロシアパスポート保有者に対しては、国際渡航はかつてないほど厳しく制限されています。

ロシアランキングでは50位で、119の目的地にビザなしで渡航できます。しかし侵攻が始まって以来、EUをはじめ西側諸国はロシア人の域内への渡航を禁止しているため、ロシアパスポート保有者はほとんどの先進国に渡航できない状況になっています。

ロシアに対する経済制裁やロシア人に対する渡航禁止措置は当面続くとみられ、世界の往来回復への影響が懸念されています。

東アジアがトップ、ヨーロッパは航空混乱で旅行シーズンに打撃

ランキングの上位は東アジアとヨーロッパが多数を占める形となりました。

しかしヨーロッパでは、空港での労働力不足などが原因となり、飛行機の欠航や減便、荷物の処理のトラブルが相次ぐなど、航空業界に大変な混乱がもたらされています。

今夏の旅行シーズンに向けても、ヨーロッパ最大規模の空港の一つ、ヒースロー空港は各航空会社に対して航空券の販売停止を求めています。ヨーロッパの国際観光は大きな打撃を受けることになります。

またこのランキング新型コロナウイルスによる渡航規制の影響は加味していません。カッコ内の数字は、ビザなしで渡航可能な目的地の数を表します。

1. 日本(193)
2. シンガポール韓国(192)
3. ドイツスペイン(190)
4. フィンランド、イタリア、ルクセンブルク(189)
5. オーストラリア、デンマーク、オランダ、スウェーデン(188)
6. フランス、アイルランド、ポルトガル、イギリス(187)
7. ベルギー、ニュージーランド、ノルウェー、スイス、アメリカ(186)
8. オーストラリアカナダ、チェコ、ギリシャ、マルタ(185)
9. ハンガリー(183)
10. リトアニア、ポーランド、スロバキア(182)

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<参照>

Henley&Partners:The Henley Passport Index Global Passport Ranking

Henley&Partners:The World’s Most Powerful Passports have the Least Travel Freedom

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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