日本人宿泊数「コロナ前超え」2022年10月の宿泊旅行統計調査で、観光庁

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

観光庁は、令和4年(2022年)10月の延べ宿泊者数を公表しました。

10月の延べ宿泊者数(全体)は、4,427万人泊、前年同月比38.0%増でした。

日本人の延べ宿泊者数でみると、2019年比5.9%増となり、新型コロナウイルス感染拡大以前の水準を上回りました

客室稼働率は53.8%で、ビジネスホテル(64.0%)の稼働率が最も高く、ビジネス需要を中心に回復傾向が見られています。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。


10月の延べ宿泊者数は4,427万人

2022年10月の延べ宿泊者数は4,427万人泊で、前年同月比38.0%増でした。

10月11日から開始された全国旅行支援が追い風となって大幅に増加し、前年同月を11か月連続で上回りました。

日本人延べ宿泊者数は4,215万人泊、前年同月比32.7%増で、新型コロナウイルス禍以前の2019年比では5.9%増となり、コロナ前の水準を超えました。

外国人延べ宿泊者数は212万人泊で、前年同月比579.8%増と大幅な増加が見られました。宿泊者数が100万人超えとなるのは、2020年4月以来です。

なお11月の延べ宿泊者数の速報値は4,570万人泊であり、前年同月比23.7%増と、引き続き前年同月を上回ると見込まれています。

延べ宿泊者数の推移:観光庁より訪日ラボ作成
▲延べ宿泊者数の推移(2022年11月速報値を含む):観光庁より訪日ラボ作成

客室稼働率は全体で53.8%で、前年同月差13.0%増加となりました。最も稼働率が高かったのはビジネスホテル(64.0%)で、ビジネス需要の回復が顕著となっています。

宿泊施設の種類別で最も稼働率が改善したのはリゾートホテルで、前年同月差19.2%稼働率が改善し、60.2%となりました。

旅館稼働率が39.4%と全体を下回っているものの、前年同月差9.3%と徐々に回復の動きがみられており、新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年と比較すると、旅館が最も減少率が低く、2019年同月差0.1%減となっています。


延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は4.8%で、国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数では、アメリカが28.7万人で最多となりました。

次いで韓国(24.0万人)、香港(10.3万人)と続いています。

中国(10.2万人)は4位にとどまり、5位のタイ(9.7万人)までの上位5か国・地域で全体の46.8%を占めています。

新型コロナウイルス感染拡大以前の2019年同月比では7割以上減の国が多いものの、前年同月比では香港(+4561.7%)、韓国(+4103.7%)、タイ(+2948.9%)が大きく増加しています。


全体の客室稼働率で最も高かったのは青森県(67.3%)で、宿泊施設タイプ別でビジネスホテル稼働率が79.3%と最も高くなっています。

シティホテルでは鳥取県(83.0%)、リゾートホテル大阪府(75.5%)、旅館香川県(55.1%)の稼働率が最も高くなりました。


インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる


<参照>

観光庁:宿泊旅行統計調査

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに