韓国で最大の航空券前売りプラットフォーム「インターパーク」は12月22日、自社での11月の国際線航空券の購入者が前年比約13倍に増えたことを明らかにしました。
大阪や成田、福岡などの日本の5都市が約半数を占めており、韓国旅行客が日本に集中していることがわかっています。
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11月の国際線航空券購入者、前年比約13倍に
韓国のチケット販売総合サイト「インターパーク」によれば、同社プラットフォームでの2022年11月の1か月間の国際線航空券の購入者は、前年同期比1,258%(約13倍)に増加しました。
前月(10月)と比べ10%増となっており、コロナ前(2019年11月)との比較では14%増加しています。
人気路線は大阪・成田・福岡、日本5都市で約半数を占める
このうち大阪(16.8%)、成田(12.7%)、福岡(12.6%)が人気路線1~3位を占めました。
5位の札幌(3.7%)、9位の沖縄(2.1%)を合わせると、日本の5都市が国際線航空券購入量の約半数(47.9%)を占めるかたちとなっています。
この背景には、10月11日の水際制限の緩和(ビザなしでの個人旅行の解禁)や円安の影響が考えられます。
日本への人気集中、今後も続く見込み
年末休暇シーズンを迎えた韓国では、コロナ禍で抑制されていた海外旅行需要が爆発し、国際線航空券の事前購入が急増しているものと考えられます。
中国はフライト回復率が2019年比6%水準にとどまっているほか、欧州などこれまでの人気旅行地域は、定員に満たず全体の日程が遅れるケースが目立っています。
さらに、現在中国は韓国への新規ビザ発給を制限しており、韓国旅行客の日本集中化現象は、当面続くものと見られています。
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