ニセコ町「宿泊税」導入へ 素泊まり料金の2%、観光振興の財源確保に

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北海道ニセコ町は3月2日、「宿泊税」を導入する方針を明らかにしました。

町内のホテルなどの宿泊客から素泊まり料金の2%を徴収し、国際的スキーリゾートであるニセコの観光振興に向けた財源を確保します。

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北海道ニセコ町、「宿泊税」導入準備を進めると発表

北海道ニセコ町は3月2日、公式ホームページで「宿泊税」の導入に向けた協議や実務を進めることを発表しました。

町内ホテルなどの宿泊客から、素泊まり料金の2%を徴収

ニセコ町が導入を検討している「宿泊税」は、町内のホテルコンドミニアムなどの宿泊客から、素泊まり料金の2%を徴収するものです。

北海道内では現在、倶知安町が唯一2019年11月1日から宿泊税を導入しており、道内では小樽市なども導入を検討しています。

ニセコ町が導入する宿泊税は、倶知安町と同様の制度となる見通しで、宿泊料金の総額のうち飲食代や消費税などを除いた素泊まり料金に対し一律で2%を課すことを目指しています。

宿泊客数がコロナ禍以前の年間のべ50~60万人程度まで回復した場合、年間で2億円程度の税収が見込まれ、地域内交通の充実や再生可能エネルギー導入などの環境負荷低減の取り組みなどに充てられる予定です。

スノーリゾートとしての観光振興に向けた財源確保

世界の多くのスノーリゾートで雪不足が課題となっている中、ニセコは上質な雪が豊富にあり、観光地としてのニーズは今後さらに高まると予想されています。

一方同町では、地域内交通やオーバーツーリズムなどの課題解決に向け、2014年頃から宿泊税を含む恒常的な財源確保について調査や検討を重ねてきました。

2022年に策定した「ニセコ町観光振興ビジョン」では、目指すべき将来像として「町民や観光客から信頼される、持続可能な国際リゾート」実現に向けた財源として、宿泊税を例示していました。

現時点では導入時期や制度の詳細は決定していないものの、今後、宿泊事業者をはじめ地域住民と議論を重ね、より確かな合意形成を進めていくとしています。

同町は新年度中にも、関係する条例案を町議会に提出する方針です。


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<参照>

北海道ニセコ町:宿泊税の導入に向けた事務を進めます

NHK NEWS WEB:ニセコ町が「宿泊税」導入の方針 素泊まり料金の2%

倶知安町:宿泊税

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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