欧州旅行委員会(ETC)の調査によれば、今年の夏に旅行を予定している欧州の旅行者の多くが、8月以前のオフピーク期間に旅行する傾向があることがわかりました。
インフレに伴う旅行費用の上昇などの影響で、混雑やピーク時の旅行価格の高騰を避けて旅行しようとする人が多くなっているようです。
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欧州旅行委員会(ETC)、欧州における旅行動向の調査結果を発表
欧州旅行委員会(ETC)は、欧州における旅行動向の調査結果を発表しました。
欧州の旅行者の多くが、8月のピーク前に旅行を予定
調査対象となった欧州の人の72%が、今年の4月から9月の間に旅行を予定しており、旅行目的は「レジャー(69%)」がトップとなっています。
インフレに伴う旅行費用の上昇やウクライナ情勢、異常気象への懸念は、欧州の旅行者の旅行プランの選択に影響を与えています。
今年はより多くの欧州の旅行者が春から初夏の旅行を計画しており、旅行者の約30%が4月~5月に宿泊旅行を計画していると回答しました。これは2022年よりも6%増加しています。
また約40%が、夏の初・中旬(6月~7月)の旅行を検討しています。いっぽう8月~9月に旅行を予定している人は23%にとどまり、前年から9%も減少しています。
ピーク期間の混雑や、猛暑を避けようとする人が多いことがうかがえます。
「物価上昇」や「異常気象」が欧州の旅行者の懸念に
欧州の旅行者が懸念する要因としては「インフレ(23%)」が最多で、「個人の家計(17%)」とともに経済的な懸念が強いことがうかがえます。
より低予算で旅行するために、51%の旅行者がすでに次回の旅行の予約を行っており、これは前年より8%増加しています。
また「快適な気候(18%)」が旅行先を選択する際の最も強い動機となっており、「魅力的な価格(17%)」や「混雑しすぎていない(11%)」を上回りました。
異常気象の増加を反映して、欧州の旅行者の7%が異常気象を懸念点として挙げています。
また依然として続くウクライナ侵攻問題についても12%が懸念点として挙げており、特にスイス、ポーランド、オーストラリア、イタリア、ドイツの旅行者が多く回答しました。
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<参照>
ETC:MONITORING SENTIMENT FOR DOMESTIC AND INTRA-EUROPEAN TRAVEL – WAVE 15
TravelDailyNews:European travellers opt for early Summer trips to beat crowds and rising travel costs
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
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