中国最大の旅行情報サイト「馬蜂窩(マーフォンウォー)」公式日本代理店業務を手掛けるインタセクト・コミュニケーションズは6月19日、「中国における訪日意欲のアンケート調査」の結果を発表しました。
訪日経験者の9割以上が日本への再来訪を希望している一方で、かつて大きな話題を呼んだ“爆買い”の勢いは陰りが見える結果となり、多くの中国人が「爆買い」より「観光」に関心を示していることが分かりました。
中国人は何を目的に、そしてどの観光地を訪れたいと考えているのでしょうか。
「中国における訪日意欲のアンケート調査」実施
調査は2023年5月23日~24日に中国本土において、メッセンジャーアプリ「WeChat」のアンケート機能を利用して実施されました。
25歳以上が対象で、回答数は1,043件(うち男性555件、女性488件)です。
日本への再来訪希望は91.4%、高い訪日意欲
アンケート回答者のうち、日本を訪問したことがある人は35.9%(374人)で、このうち「また日本を訪問したい」と回答した人は91.4%(342人)。多くの中国人が再来訪を希望していることが明らかになりました。
再来訪の時期については「有給休暇を利用する」との回答が40.1%(137人)で最多となり、秋の大型連休である「国慶節を利用する」が28.4%(97人)、「夏休みを利用する」が17.0%(58人)でした。
一方、中国人が旅行する時期といえば1月の「春節(旧正月)」をイメージしがちですが、「春節を利用する」と答えた人は7.6%(26人)にとどまりました。
訪日目的「観光」9割以上、2位は「日本食」
「日本を旅行する目的は何ですか」との質問に対しては、「観光地に行きたい」が90.4%(309人)で最多となり、観光への強い関心がうかがえる結果となりました。
2位は80.7%(276人)を占めた「日本食を食べたい」で、3位は68.1%(233件)の人が答えた「日本で買い物をしたい」でした。2022年秋の調査から引き続き、訪日目的は「買い物」より「観光」や「日本食」を希望する人が多く見受けられました。

訪れたいエリアは「北海道」が33.6%(115人)ともっとも人気で、「関東」の25.4%(87人)、「九州」の12.6%(43人)と続いています。
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<参照>
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社:中国人観光客 引き続き「爆買い」より「観光」に関心
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