西武鉄道は、訪日外国人観光客対応の強化を目指し、翻訳ディスプレイ「VoiceBiz UCDisplay」の実証実験を開始することを発表しました。
透明ディスプレイに話した言葉の翻訳結果を表示し、円滑な対面コミュニケーションをサポートするものです。
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西武鉄道、多言語翻訳透明ディスプレイの実証実験開始
西武鉄道は、訪日外国人観光客の対応を強化するための新たな試みとして、凸版印刷株式会社が開発した翻訳透明ディスプレイ「VoiceBiz UCDisplay」の実証実験を始めました。
これは、会話の内容を透明ディスプレイ上に文字として表示することで、言葉の壁を越えたコミュニケーションをサポートするものです。
この実証実験は2023年7月10日から9月末までの予定で、西武新宿駅の特急券売り場横で行われます。ディスプレイの活用方法や有用性、翻訳精度や対面コミュニケーションでの効果などが検証される予定です。
目線を動かさず会話可能/12言語に対応
システムには高精度の国産翻訳エンジンが使用されており、日本語の翻訳に強いのが特徴です。
さらに、ディスプレイの視野内に顔と翻訳テキストが同時に映る設計になっているため、目線をほとんど動かさずに自然な対話ができます。
日本語、英語、中国語など12の言語に対応しており、幅広いニーズに応えることが可能です。
新たな多言語対応ツールとして期待
実証実験の結果次第では、このシステムの本格導入が計画されています。その際は、外国語を話すスタッフを常駐させることなく、訪日外国人観光客と駅係員とのスムーズなコミュニケーションが可能になります。これにより、効率的な駅運営が期待できるでしょう。
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<参照>
西武鉄道プレスリリース:西武新宿駅にて翻訳対応透明ディスプレイ実証実験を開始します
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