台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本(以下ラーチーゴー)」を運営するジーリーメディアグループは、メディアユーザーの台湾人・香港人を対象に、訪日旅行時の買い物に関するアンケート調査を実施しました。
調査の結果、訪日台湾人・香港人観光客からは日本のお菓子や医薬品の需要が非常に高いということがわかり、また買い物をしたいお店としては、ドラッグストアやスーパーマーケットが上位になりました。
訪日ラボ編集部では、ラーチーゴーの担当者に追加で聞き取り調査を行い、お菓子や医薬品が人気な理由をはじめ、なぜドラッグストアに行く人が多いのかなど、訪日台湾人・香港人観光客の消費行動についてさらに深掘りしました。
店舗の商品ラインナップを決定する際、また訪日外国人をターゲットにした販促活動を行う際の参考にしてみてください。
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訪日台湾人・香港人の8割「買うものは旅行前に決める」

同社代表取締役の吉田皓一氏は、「台湾訪日客は購入する商品の約8割を、来日前にすでに決めている」「いかにタビマエで買い物意欲を喚起できるかにかかっている」 とコメントしています。
訪日時に購入したいもの1位はお菓子
続いて、台湾人・香港人観光客が訪日時に購入したいものとして1位になったのはお菓子(81.78%)で、2位は薬(74.68%)、3位は食品(67.96%)という結果になりました。
買い物予算が多い人についても同様にお菓子や薬が人気で、他にはアパレル、日用品、家電などの割合が高くなっています。
ラーチーゴーの担当者によると、日本のお菓子が人気な理由としては、おいしくて品質も高く、また種類が豊富であることが挙げられるということです。日本には自国にはない種類のお菓子があるため魅力を感じる人が多いといいます。
薬については、日本の医薬品は効くと多くの人が感じており、また安心感もあるため、需要が高いそうです。また自国で売られている商品は偽物である可能性があるため、日本で買ったほうが安心という事情もあるようです。
本調査で上位となったカテゴリーでは、地方限定商品などを打ち出すことで、トップシェアを持つ企業でなくとも十分にインバウンド消費を狙えるとしています。

買い物をするお店1位はドラッグストア
「訪日時にどこで買い物をするか」という質問に対しては、ドラッグストア(89.94%)がトップとなりました。2位のスーパーマーケット(86.86%)、3位のコンビニ(85.88%)もそれぞれ8割を超えており、高い需要がうかがえます。
ドラッグストアがトップになった理由についてラーチーゴーは、「購入したいもの」で上位に挙がった薬や化粧品、生活用品を購入できるからとしています。スーパーマーケットについては、コンビニより安く、より多くのお菓子や飲み物を購入できるため訪れる人が多いということです。

お菓子類ではスナック・ポテチ類が人気
訪日時に購入したいもの1位となったお菓子の中でも、特にスナック・ポテチ類が人気ということがわかりました。

薬類では肩こり・腰痛・筋肉痛の商品が人気
医薬品では、肩こり・腰痛・筋肉痛の商品が最も人気でした。

日用品では洗顔料・歯磨き/理美容家電も人気
日用品では洗顔料、歯磨き、日焼け止めなどのトイレタリー(80.71%)が人気で、化粧品(62.34%)を上回りました。また、日本で購入したい家電については、理美容家電(70.01%)が最も多い結果となりました。
ラーチーゴーによると、こうした生活必需品は自国でも購入できるものの、日本で買ったほうが安いため訪日時に大量に購入することがあるということです。免税で50%〜70%割引になる商品もあるという点も、需要を後押ししているそうです。


コロナ禍を経てようやく訪日外国人観光客が戻ってきた今、ターゲットの最新のニーズを見極めて適切な販促活動につなげていきましょう。
<参照>
ジーリーメディアグループプレスリリース:訪日消費額、コロナ禍以前比50%以上増加!爆発する訪日消費の人気アイテムを徹底調査
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