訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、2023年7月〜8月版レポートから、インバウンドの最新ニュースを厳選してお届けします。
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知っておきたい!インバウンドニュース
中国、訪日団体旅行解禁
中国政府は8月10日、日本への団体旅行を再開することを正式に発表しました。
日本への団体旅行が可能になったのは、約3年半ぶりです。
今回中国発の団体旅行が解禁されたのは、日本を始め韓国、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど78の国と地域です。
中国の文化事業や観光事業を統括する文化観光部は、これまで試験的に行っていた団体旅行のプログラムを始めとしてアウトバウンド観光市場全体が円滑に運営されているとし、「今後、各国の旅行代理店やオンライン旅行会社は、中国国民を対象とした関係国・地域へのアウトバウンド団体ツアーと『航空券+ホテル』事業の運航を再開する」としています。
<参照>中华人民共和国文化和旅游部:文化和旅游部办公厅关于恢复旅行社经营 中国公民赴有关国家和地区(第三批)出境团队旅游业务的通知
インバウンド消費額1位は台湾
観光庁は7月19日、2023年4-6月期の訪日外国人消費額を発表しました。
これによると、2023年4-6月期の訪日外国人消費額は、2019年同期比95.1%となる1兆2,052億円にのぼりました。
また、国・地域別では台湾(1,739億円、構成比14.4%)が1位で、2019年同期比+23.0%と大幅に増加しました。
JNTOによると、2023年6月の訪日台湾人数は38万9,000人で2019年同月比84.4%と、すでにかなりの台湾人観光客が戻ってきています。
親日国として知られる台湾では訪日旅行の需要が高く、リピーターも多いことからインバウンド戦略において重要な市場となっています。
WebメディアやSNS等を通したアプローチを行っていくことが重要となるでしょう。
<参照>観光庁:訪日外国人消費動向調査2023年4-6月期(1次速報)について
ここに注目!インバウンド関連データ
7月の訪日外客数232万人、中国除き「コロナ前」上回る
日本政府観光局(JNTO)は8月16日、2023年7月の訪日外客数推計値を発表しました。
7月の訪日外客数は、2019年同月比77.6%の232万600人となりました。
また、2023年1月~7月の累計では1,303万2,900人となっています。
なお、中国を除く総数では2019年同月比103.4%と、「コロナ前」の実績を上回りました。
韓国、米国、カナダ、フィリピン、インドネシア、シンガポールなどアジア地域や、北米地域などで訪⽇外客数が増加したことが要因です。
中国は他の国に比べインバウンドの回復が遅れていましたが、今年1月に3万1,291人だったところ7月は31万3,300人と「約10倍」になっており、少しずつ戻ってきていることがわかります。
<参照>日本政府観光局(JNTO):訪日外客数(2023 年 7 月推計値)
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「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!
RX Japan株式会社は、2024年5月8日〜10日に東京ビックサイトにて、「観光業/宿泊業」「ツーリズム」に関わるBtoB商談展「国際ツーリズムトレードショー」(iTT)を開催します。
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日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」
コロナ禍の収束後、インバウンド需要が順調に回復を続ける中、唯一回復が大きく遅れていた中国市場。
一方、ここ数か月の間は訪日中国人客数が順調に回復してきており、訪日旅行消費額も2024年1〜3月期では台湾を抜き、1位となったことがわかっています。
今、中国市場がどのような動向になっていて、今後どうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は訪日ラボから、複数の中国SNSで在日中国人インフルエンサーとしても活動中の熊 孟華(ユウ モウカ)と、中国最大級の店舗・施設検索プラットフォーム「大衆点評」などを活用した中国向けプロモーションのコンサルティングを行う金子 泰士が登壇。
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【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他
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→3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】
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