TSMC進出の九州エリア、台湾市場への期待感は【台湾市場のインバウンドプロモーション最前線vol.2】

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先日開催された台湾最大の国際旅行博ITF(台北国際旅行博)」での取材内容をもとに、台湾市場の最新状況や、各社・自治体プロモーションの動きなどをお届けする「台湾市場のインバウンドプロモーション最前線」。

第二弾の今回は、TSMC台湾の半導体メーカー)が熊本に進出することから、さらなる台湾市場の誘客に期待がかかる九州エリアへのインタビューをご紹介します。

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TSMC進出の九州エリア、台湾市場への期待感は

TSMCは、先述した通り台湾の半導体メーカーです。近く熊本への進出が予定されており、その経済効果は非常に大きなものになると期待されています。

元々地理的にも近いことから、台湾からの観光客も多い九州エリア。インタビューでは、担当者の方々の期待感も高まっている様子がみられました。

一般社団法人九州観光機構 海外誘致部 次長 加納孝康さん

今回は九州全県で1つのブースを出展しており、「オール九州」でのプロモーションを行っています。

今年は、今回のプロモーションの前段階として7月に台湾で商談会を行いました。今後、熊本にTSMCが来るので、熊本を中心に九州全体を広域周遊してもらえるようなプロモーションも行っていこうと考えています。

九州 台湾 インバウンド
▲九州は全県で出展。ブースは「駅」をモチーフにした:ITF2023にて訪日ラボ撮影

(訪日ラボ編集部:来場者の反応は?)

九州の具体的な情報はまだ知られていないようです。こことここはバスで移動できるのかとか、旅行の効率の良さとかを聞かれますね。

(注目されているコンテンツは?)

キャラクターは、熊本のくまモンが人気です。また、今の時期のイベントでは、佐賀のバルーンフェスタや各地域の紅葉も人気ですね。あとはまだニッチですがツール・ド・九州が10月にあったので、サイクリングの情報も発信中です。他にも、観光列車が多い土地柄で、そちらも大変人気を集めています。

(今後のプロモーションは?)

今後もできれば出展していきたいと考えております。さらに検討したいのが「テーマを絞る」というやり方ですね。例えば今年福岡にザ・リッツ・カールトンがオープンしましたので、富裕層に向けてアプローチするなど、幅広くやるだけでなくテーマを決めた発信の仕方もあるのではと考えております。

その他、来場者の方にアンケートも取っているのですが、現時点の集計結果では、九州に「行ったことがない」と答えた方が半数を超えています。成熟市場と言われている台湾市場であっても、まだまだ九州を訪れたことがない人が多いと感じました。今後その方々を取り込んで、リピーターになっていただけるよう、関係を深めていければと思っております。

九州観光機構
▲九州観光機構 加納孝康さん:ITF2023にて訪日ラボ撮影

公益社団法人ツーリズムおおいた 誘致営業部 海外誘致営業課 課長 川上武士さん

大分県では、韓国に次いで2番目に多いのが台湾です。コロナ後も大切な市場であり、コロナ前以上にたくさんの方に来ていただきたいと思っております。熊本にTSMCの工場ができることもあって、九州全体での誘客が進みそうです。

(来場者からの質問は?)

「年が明けたら行くが、どこに行ったらいいか」「スキーをしに行く。レンタカーで行くが、雪がどのくらい積もっているか。運転は大丈夫か」といった、より具体的な質問になっている印象があります。

(今後の取り組みは?)

引き続きこういったイベントがあれば出展したいですし、SNSを使った情報拡散にも取り組みます。団体旅行も誘致したいと考えているので、旅行会社との繋がりも大切にしていきます。

ツーリズムおおいた
▲ツーリズムおおいた 川上さん:ITF2023にて訪日ラボ撮影

福岡県 商工部 観光局 観光振興課 観光地域づくり係 事務主査 岩尾大吾さん

県として台湾の旅行者が多いため、旅行博の効果にも大変期待しています。ブースとしてはスタンプラリーをやっていて、九州全部を回ってくれるのが大きいですね。福岡だけでは誘客力にも限界があるので、九州全体でアピールしていきたいと思っています。

(力を入れているコンテンツは?)

様々取り組んでいるものがありますが、サイクリストを呼ぶというのが一つで、まずは台湾からということで取り組んでいます。令和3年度に市場調査を実施し、4年度から誘客しています。

(誘客の成果は?)

すでに100名以上に来ていただいています。一方で受け入れ側にもレンタルできる自転車が不足したり、場所が見つかりづらかったりといった課題がありますので、整備を進めていきます。

この続きから読める内容

  • 福岡市経済観光文化局 観光コンベンション部 観光マーケティング課 デジタルマーケティング係長 大島瑛一郎さん
  • 熊本市、上天草市、阿蘇市
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
  • 今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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