観光庁は、2023年10月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。10月の延べ宿泊者数は5,314万人泊で、前年同月比20.6%増となりました。
外国人宿泊者数は前月から198万人泊増の1,180万人泊(前年同月比463.7%増)となっています。
また9月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国が引き続き1位であることがわかりました。
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10月の延べ宿泊者数は5,314万人泊、外国人は1,180万人泊
訪日外客統計では、10月にコロナ禍後初めて2019年の水準を超えました。外国人宿泊者数も引き続き好調で、前月9月と比較しても200万人泊近く増加しています。
以下はそれぞれ、対2022年比、対2019年比のグラフです。


客室稼働率は全体で61.8%で、前年同月から7.5ポイント高まりましたが、2019年同月比では1.8ポイント低い結果となりました。
最も稼働率が高かったのはシティホテルで、74.7%となっています。
9月の国籍別延べ宿泊者数、引き続き中国が1位
また、9月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、2023年8月に引き続き中国が1位となっています。
上位5か国は前月と変わりませんが、韓国が台湾を抜き2位となりました。

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<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査
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