アメリカの大手出版社が発行する旅行雑誌のコンデナスト・トラベラーが、旅行予約サイトの検索数などをベースに、この年末年始休暇に人気の旅行先を発表しました。
近場で人気の定番スポットから温暖な気候で過ごしやすいリゾートまで、さまざまなスポットがランクインする中、世界最大級のOTAの一つであるプライスラインのデータで「東京が2番目のトレンドスポットに輝いた」「スカイスキャナーとGoogle フライトの両方で5位になった」などと紹介。さらに「東京は2023年12月に最も検索され、トレンドとなる目的地の1つになる」とコメントしました。
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アメリカ人はホリデーシーズンにどこへ向かう
アメリカでクリスマスと並んで重要な祝日が感謝祭です。11月末の感謝祭の日から正月を迎えるまでがいわゆる“ホリデーシーズン(クリスマスシーズン)”とされているなど、この時期は国全体が大きな盛り上がりを見せます。
年末に向けて、アメリカ人はどのような目的地を選んでいるのでしょうか。
国内では定番のニューヨークから温暖な気候の観光地まで
2023年のホリデーシーズンにはアメリカの空港で過去最高の乗客数が記録され、アメリカ人がホリデーシーズンの旅行に積極的になっていることが明らかになりました。
なかでもニューヨークは最も人気のある旅行先のひとつで、スカイスキャナーやGoogleフライトなどさまざまな予約サイトにおいてニューヨークへの航空券の検索数が増加しているとしています。
一方、ロサンゼルスやマイアミ、カリブ海のバハマなど、温暖な気候で過ごしやすい地域への旅行先も人気を集めています。ビーチや遊園地などがあるため、家族連れや若者に特に人気ということです。
国外では日本やヨーロッパが人気
ホリデーシーズンの旅行先は国内に留まりません。国外への関心も高まっていて、なかでも日本はとくに人気のある国のひとつとして紹介しています。東京は伝統と近代的な要素が共存している点が魅力で、多くのアメリカ人旅行者を惹きつけています。
また、冬はスキーやスノーボードなどのウインタースポーツも楽しめることから、航空券やホテルの予約サイトなどにおいてはトレンドスポットとして注目されています。
世界最大級のOTAの一つであるプライスラインのデータで東京が2番目のトレンドスポットに輝いたほか、旅行比較サイトであるカヤックのデータでは、東京の検索数が昨年比で83%増加していると紹介しています。
ヨーロッパも引き続き人気です。ロンドンやパリは歴史的な観光スポットやクリスマスマーケットが魅力的なことから、とくに冬に人気を博します。文化体験やショッピング、美食を楽しむことができ、若者やカップルに特に好まれているということです。
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<参照>
CONDÉ NAST TRAVELER:Here’s Where Travelers are Heading This Holiday Season
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