「訪日外国人のクレカ消費動向レポート」2019年比の伸び率2位は和歌山県、1位は? 三井住友カード調べ

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

三井住友カード株式会社はデータ分析支援サービス「Custella」を用いて、三井住友カードが保有するキャッシュレスデータをもとに、訪日外国人の消費動向について分析したレポートを発表しました。

レポートよると、全体としては訪日外国人によるクレジットカードの決済金額がコロナ禍前の水準をわずかに下回るものの、50%以上増加している地域があることも明らかになっています。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)


訪日外国人によるクレジットカードの決済金額が大幅に増加

▲訪日外国人によるクレジットカード決済額の月次推移:三井住友カード株式会社プレスリリースより

2022年10月に日本政府が入国者に対する水際対策を緩和してから、訪日外国人の消費が急速に回復しはじめました。

2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法の位置づけが5類に移行されるとともに、円安や中国政府による日本への団体旅行の解禁が追い風となるなど、さまざまな要因が相まって訪日外国人によるクレジットカードの決済金額が大幅に伸びました。

コロナ禍前後で地域によって差、最も伸びたのは山形県

▲訪日外国人による地域別のクレジットカード決済額の比較:三井住友カード株式会社プレスリリースより

コロナ禍前後の増減を比較すると、訪日外国人によるクレジットカード決済額が地域によって大きく異なることも明らかになっています。

東北や中国、四国などではコロナ禍前の水準を上回る伸びを見せている一方、近畿や中部、北海道などでは回復が遅れています。なかでも大きな伸びを見せているのが山形県(234%)で、次いで和歌山県(191%)、高知県(155%)、群馬県(146%)、山口県(124%)と続いています。

▲訪日外国人決済額の国別構成比:三井住友カード株式会社プレスリリースより

国籍別に見ると、2019年には中国人観光客が全体の約60%を占めていましたが、2023年には約20%に減少し、アメリカや台湾などほかの国からの観光客の構成比が増加しています。

消費動向は依然として“コト消費”がキーワード

▲業種別の決済額金額指数:三井住友カード株式会社プレスリリースより

訪日外国人の消費動向に大きな変化が見られていて、以前は「爆買い」がキーワードでしたが、今では体験型の消費、つまり「コト消費」へシフトしている状態です。

観光客が物質的な商品の購入から、文化体験や地元の食事などの体験へと関心を移していることを意味します。コト消費については、「『コト消費』の事例7選!国内、インバウンド市場の『体験』ニーズに対応するには」の記事で詳しく紹介しています。合わせてご確認ください。

これからの市場展望として、中国人観光客の回復も期待されるなど訪日外国人の消費は引き続き増えることが予想されています。

市場の多様化や体験型消費への対応が事業者にとって重要なポイントになるでしょう。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

三井住友カード株式会社プレスリリース:訪日外国人のクレジットカード消費動向レポート

2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】


2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、株式会社movが毎月開催している「訪日ラボトレンドLIVE」をスペシャルver.としてお届け。今こそ知っておきたい「インバウンド×デジタルマーケティング戦略」を徹底解説します!

<本セミナーのポイント>

  • 観光・インバウンドに詳しい専門家3名が登壇!
  • 2025年に向けた「インバウンド×デジタルマーケティング」の戦略や施策について、「深掘り」した情報を「いち早く」「無料で」学べる!
  • 質疑応答の時間もご用意。インバウンドに関する疑問・お悩みについて、専門家から直接「ヒント」を得られる!

詳しくはこちらをご覧ください。

2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】

【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに