日本観光振興協会は2月8日、国土交通大臣に「観光の価値向上と持続可能な観光産業に向けて」とする提言を提出しました。
この提言は、人手不足やオーバーツーリズムなど観光産業をとりまく課題を解決するとともに、経済活性化に向けた観光の役割と魅力を国内外に発信し、観光のプレゼンスを高めるためのものです。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
日本観光振興協会、「観光の価値向上と持続可能な観光産業に向けて【提言】」を提出
国内観光やインバウンド需要が急速に回復するなか、観光産業に携わる人手不足や、オーバーツーリズムなどの課題に直面しています。
そこで日本観光振興協会は2月8日、「観光の価値向上と持続可能な観光産業に向けて」とする提言を提出しました。
観光庁長官を訪問して提出
この提言は、日本観光振興協会が2月8日に髙橋一郎観光庁長官を訪問し、国土交通大臣宛てに提出されたものです。
提言とりまとめに協力した一般社団法人日本旅行業協会の蝦名邦晴理事長も同席し、日本観光振興協会の最明仁理事長が観光庁長官に提言のポイントや協会の考え方を説明しました。
提言事項の骨子は、以下の通りです。
- 令和6年能登半島地震に関する観光復興への取組支援
- 観光地・観光産業の人手不足への取組強化
- 地域における観光地域づくり体制の整備・強化
- 旅行需要分散化・平準化への支援強化
- 観光DXへの取組強化
- 観光客の地方誘客への取組強化
- 双方向交流拡大への取組促進(アウトバウンド・国際相互交流の促進)
- 観光による「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」をはじめとした大規模イベントの支援に向けた官民一体となった取組強化
- 地域の安定的な財政運営に必要な財源の確保・充実
提言には能登半島地震に関する観光復興支援のほか、人手不足への取り組み強化や、地域における観光地域づくり体制の整備強化などが盛り込まれています。
さらに旅行需要の分散化や平準化への支援、観光DX、地方誘客、国際相互交流の促進、大阪関西万博など大規模イベントへの官民一体での取組強化などを盛り込んでいます。
観光庁長官は、観光人材の獲得、とくに若者に対するアピールとして「観光産業界の将来に向けてシンプルで力強いメッセージの発信が必要」と助言しました。
さらに日本観光振興協会に対して「DMOの底上げを期待したい」と述べ、観光産業界の旗振り役としての期待を示しました。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
公益社団法人日本観光振興協会:「観光の価値向上と持続可能な観光産業に向けて【提言】」を提出いたしました。
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
本セミナーでは、インバウンド戦略の基本を押さえた上で、「中国市場の最新動向」と「具体的な対策」について、わかりやすく解説します。
<本セミナーのポイント>
- インバウンド戦略の基本が学べる!
- 中国インバウンド市場の規模と最新トレンドがわかる!
- 中国特有のSNS・地図アプリを踏まえた対応策を学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント【7/9開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!