宿泊施設向け「持続可能な観光」の取組事例集を観光庁が公開

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

観光庁は3月18日、宿泊施設向けに「持続可能な観光」の取組事例集を公開しました。

SDGsに関する施策が世界的に加速するなかで、本資料を参考に更なる改善やヒントを得られることを期待されています。

関連記事:

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

観光庁、宿泊施設向け「持続可能な観光」の取組事例集を作成

観光庁が作成し、3月18日に公開したのは、「宿泊施設向け国際基準に対応した持続可能な観光にかかる取組事例集」です。

自身の施策を見直し、さらなる改善やヒントを得られるよう、宿泊施設が実際に行っている持続可能な取り組みが紹介されています。

宿泊施設での「持続可能な観光」とは

世界的にSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)への取り組みが加速していますが、具体的に何をすればよいのか分からないという宿泊施設も少なくありません。

UNWTO国連世界観光機関)は、「持続可能な観光」を以下のように定義しています。

訪問客、業界、環境および訪問客を受け⼊れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を⼗分に考慮する観光

宿泊施設での取り組みは環境保護のみにとどまらず、ビジネス成長の機会となり、地域社会の持続可能な発展を促進するものとして位置付けられています。

国際基準に対応した取組事例を紹介

持続可能な観光実現のため、持続可能な観光に関するガイドライン「GSTC基準」が先進国から途上国まで広く適用されています。

その内容は日本では当たり前とされている事項も多く、GSTC基準に沿っているとを明示することが、日本の宿泊施設の魅力の国際的なPRにつながります。

今回観光庁が公開した取組事例集は42項目にわたり、この国際基準に対応した日本全国の取り組みを紹介しています。

例えば「GSTC基準D1.3 自然の保全 省エネルギー」に対応する取り組みとして、京都市の「旅館こうろ」で全館一斉にLED化し、省電力化と電球交換の手間の激減を実現できた事例を紹介しています。

ビジネス戦略として、できることから実践を

SDGsや持続的な観光というと、日本ではCO2やゴミの削減などがイメージされがちです。一方で欧米ではより広範な視野で解釈されており、旅行が地域を豊かにすることで、地域が持続可能な形で繁栄することを目指しています。

今後さらなるインバウンドの拡大が期待されるなか、持続可能な観光を明確なビジネス戦略として位置付け、具体的な取り組みを進める必要があります。

観光庁事例集は、今後の持続可能な観光について改善案やヒントを得る手がかりとなるでしょう。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

観光庁:「宿泊施設向け国際基準に対応した持続可能な観光にかかる取組事例集」を作成しました!

国連世界観光機関(UNWTO):持続可能な観光の定義

【12/16開催】ホテルの売上・利益最大化に必須の「3つのポイント」を解説

2025年、ホテル業界はインバウンド回復、需要の激しい変動、OTA経由の予約集中、そして深刻な人手不足といった、かつてない環境変化に直面しています。

このような状況下で、今後も安定的に売上を伸ばし続けるためには、「集客」「予約数の向上」「レベニューマネジメント」の3領域で、確実に成果を出すことが不可欠です。

本セミナーでは、ホテルの売上最大化を支援する3社が、宿泊施設が今すぐ押さえておくべき実践的なポイントをわかりやすく解説。また、自社公式サイトの予約率を向上させた取組事例も併せて紹介します。

<セミナーのポイント>

  • ホテルが“選ばれる状態”をつくるためのMEO・口コミ対策の要点が学べる!
  • 公式サイトでの自社予約率を高めるための改善ポイントがわかる!
  • テクノロジーを活用してレベニューマネジメントと販売活動をアップデートする考え方が理解できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

ホテルの売上・利益最大化に必須の「3つのポイント」を解説【12/16無料セミナー】

【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!

その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに