インバウンドの最新情報を知る!統計データの見方 / 情報収集のコツ【観光・インバウンド事業者必見】

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コロナ禍を経て、急速に回復するインバウンド市場。これからのインバウンド対策には、最新情報の把握がますます重要になっていきます。

そこで今回は、訪日ラボがまとめたインバウンドの最新情報を見逃さないためのポイントをご紹介します。

詳細は以下のレポート・セミナーで解説しており、無料会員登録するだけで閲覧できます。ぜひご覧ください。

本記事では、その中でも注目ポイントを抜粋したダイジェスト版としてお届けします。

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※本セミナーの内容は、2024年4月26日(金)に実施したものです。本レポートの内容は、セミナー内で使用したスライドを編集しています。

セミナー内で紹介しているデータは、最新情報と異なる場合があります。


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インバウンドの「今」を知る:最新動向データ

インバウンド市場の最新動向データをダイジェストでお届けします。

訪日外国人数、初の「月間300万人」超え:1位は韓国

2023年3月の訪日外客数は、308万1,600人で初の「月間300万人」を突破しました。

現在のところ、コロナ前の2019年を超える形で推移しており、今後も拡大が見込まれています。


※5月15日発表の最新データによると、4月の訪日外客数は304万2,900人で国・地域別の1位は韓国、2位が中国となっています。

関連記事:

2023年訪日旅行消費額は「コロナ前超え」の5.3兆円

訪日外客数だけでなく、経済への貢献度を確認するには「訪日旅行消費額」の確認が必要です。

2023年の年間訪日旅行消費額は2019年の4.8兆円を超え、5.3兆円に達しています。


国・地域別の年間訪日旅行消費額を見ると、2023年は台湾が1位となっています。一方でコロナ前の2019年は中国が全体の約4割を占めて1位でした。

最新データの2024年1-3月期では中国が1位に戻っているものの、コロナ前の2019年と比べて、重要市場の多様化が進んでいます。


関連記事:訪日消費額、初の「5兆円」突破 1人当たり旅行支出は21.2万円(2023年)

担当者なら知っておくべき、インバウンドの統計データの見方

インバウンド担当者として知っておきたい、統計データの見方についてご紹介します。

基本となる統計データ資料の種類

まずは上記の3つを優先的に押さえておくことで、基礎情報を把握できます。

  1. 日本政府観光局(JNTO) 訪日外客統計
  2. 観光庁 インバウンド消費動向調査(訪日外国人消費動向調査)
  3. 日本政府観光局(JNTO) 訪日旅行データハンドブック

その他下記の統計情報なども確認すると情報把握に役立ちますが、まずは上記3つの確認を優先することをおすすめしています。

  • 観光庁 宿泊旅行統計
  • 国土交通省 国際定期航空便動向
  • 法務省 出入校区管理統計    など

1. 訪日外客統計

「訪日外客統計」で検索し、最新のPDFをご確認ください。

PDF冒頭にまとめられている概要を確認するだけでも、最新のインバウンド状況を把握しやすくなります。

2. インバウンド消費動向調査(訪日外国人消費動向調査)

「インバウンド消費動向調査」で検索し、最新のPDFをご確認ください。

PDF「調査報告書の概要」は、わかりやすくまとまった資料となっているため、簡単な情報把握に役立ちます。

訪日外国人消費動向調査は2024年4-6月期調査以降、「インバウンド消費動向調査」にリニューアルされます

また「報告書」ではさらなる詳細情報が載っており、国・地域別訪日外国時の費目別旅行支出や訪日目的、土産品の購入実態まで把握できるようになっています。

関連記事:【変更】観光庁の訪日外国人消費動向調査が「インバウンド消費動向調査」にリニューアル、データ利活用の促進へ

3. 訪日旅行データハンドブック

インバウンド消費動向調査の詳細情報の多くはExcel資料にまとめられており、詳細の把握が容易でないこともあります。

そこで役に立つのが日本政府観光局JNTO)発行の「訪日旅行データハンドブック」です。国別の情報がグラフや図表などでわかりやすく掲載されています。

詳細は「訪日旅行データハンドブック」で検索し、PDFをご確認ください。

ただし現時点での内容は、2019年のデータが主となっているため、最新情報はインバウンド消費動向調査訪日外国人消費動向調査)でご確認ください。

関連記事:インバウンドに関わる詳細データを掲載 JNTO「訪日旅行データハンドブック2023」公開

その他、セミナー内では以下などをまとめています。

  • 訪日旅行データハンドブックで、国・地域別の情報が掲載されているページ
  • 訪日旅行データハンドブックで注目するべきデータ (例)訪日〇〇人がいつ来るのか知りたい→月別推移(どの月に来るか)

インバウンドの最新情報を常に把握するには

これまでに紹介したインバウンドの最新情報を常に把握しておくために必要なポイントをご紹介します。

各データの発表日はいつ?

インバウンドの最新情報を把握するには、それぞれのデータの発表日を把握しておくことが重要です。

今回紹介した統計データの発表時期は次の通りです。

  • 訪日外客統計:各月中旬ごろ(例:6月19日16時15分)
  • インバウンド消費動向調査:調査翌月の中旬ごろ(例:4-6月期は7月17日)
  • 訪日旅行データハンドブック:11〜12月ごろ

訪日外客統計やインバウンド消費動向調査については、それぞれ公表時期が発表されているため、詳細は公式サイトをご確認ください。

他に見ておくべき情報は?:訪日外国人が集まる時期を確認

その他には、各市場の訪日外国人が集まる時期を知った上で、情報収集することが重要です。

インバウンドの重要市場について、それぞれピークの時期やイベントごとなどの日程を確認した上で情報収集を行うと、インバウンド対策に役立てられます。

関連記事:国別のインバウンド需要と対策

まとめ:必要なのは「常に最新の情報を把握しておくこと」

コロナ禍を経てインバウンド需要が急速に回復する今、インバウンド担当者にまず必要なのは「常に最新の情報を把握しておくこと」。

特に確認しておくべき基礎情報は、次の3つです。

  1. JNTO 訪日外客統計
  2. 観光庁 インバウンド消費動向調査(訪日外国人消費動向調査)
  3. JNTO 訪日旅行データハンドブック

また訪日外国人が集まる時期を把握した上で、それに合わせて情報収集を進めていくことをおすすめしています。

しかし、目まぐるしく変わるインバウンド市場の最新情報を常に把握することは難しいかもしれません。

訪日ラボでは、インバウンドに関する最新ニュースを無料で毎日配信中です。皆様のビジネスにぜひ訪日ラボをお役立てください!

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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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