観光庁は1月17日、訪日外国人消費動向調査の2023年10-12月期(1次速報)、2023年年間推計値を発表しました。
2023年10-12月期の訪日外国人消費額は、コロナ前の2019年同期比で37.6%増となる、1兆6,688億円と推計されています。3か月間の消費額としては過去最高となりました。
2023年累計では5兆2,923億円と推計され、2019年の4兆8,135億円を約4,788億円上回りました。
※追記:2023年年間の確報値は5兆3,065円で、5.3兆円を超えたことがわかっています。
関連記事:前回(2023年7-9月)の消費動向調査
観光庁、2023年10-12月期の訪日外国人消費動向調査結果(1次速報)を発表
観光庁は1月17日、2023年10-12月期の訪日外国人の消費動向調査結果(1次速報)を発表しました。
訪日外国人消費額は1兆6,688億円
2023年10-12月期の訪日外国人消費額は、1兆6,688億円と推計されています。
国籍・地域別の消費額では、台湾が2,325億円(構成比13.9%)で1位に。僅差で2位に中国(2,322億円、同13.9%)、3位に韓国(2,145億円、同12.9%)、4位に米国(1,879億円、同11.3%)、5位に香港(1,448億円、同8.7%)と続きました。
これら上位5か国・地域で、全体の60.7%を占めています。
1人当たり旅行支出は21万8,201円
2023年10-12月期の訪日外国人1人当たりの旅行支出は、21万8,201円(2019年同期比28.0%増)と推計されました。
費目別では、宿泊費が7万6,895円と最も多く、買物代(6万915円)、飲食費(4万6,991円)と続いています。平均泊数(入国日と出国日から算出)は「8.6泊」でした。
なお一般客のうち、観光・レジャー目的で日本を訪れた外国人の1人当たりの旅行支出は、2019年同期比30.3%増となる21万7,290円でした。
2023年の訪日外国人消費額は5兆2,923億円
2023年年間の訪日外国人消費額は5兆2,923億円と推計され、2019年の4兆8,135億円を約4,788億円上回りました。前年2022年比では約5.9倍となっています。
国籍・地域別の消費額では、台湾が7,786億円(構成比14.7%)でトップになりました。2位は中国(7,599億円、同14.4%)、3位は韓国(7,444億円、同14.1%)で、以下米国(6,062億円、同11.5%)、香港(4,795億円、同9.1%)と続いています。
これら上位5か国・地域で、全体の63.7%を占めています。
訪日外国人1人当たりの旅行支出は、2019年同期比33.8%となる21万2,193円でした。
費目別に訪日外国人消費額の構成比をみると、宿泊費(7万3,452円)が最多で、買物代(5万5,739円)、飲食費(4万7,988円)と続きました。2019年同期比では宿泊費の構成比が増加し、買物代の構成比は減少しました。
関連記事:2022年年間の訪日外国人消費額
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観光庁:訪日外国人消費動向調査
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