観光庁は、2024年4月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。4月の延べ宿泊者数は5,096万人泊で、前年同月比11.9%増となりました。
外国人宿泊者数は前月から17万人泊増の1,315万人泊(前年同月比38.1%増)となっています。
また3月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、台湾が1位であることがわかりました。
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4月の延べ宿泊者数は5,096万人泊、外国人は1,315万人泊
4月の延べ宿泊数は5,096万人泊でした。また延べ外国人宿泊数は、前月から17万人泊増の1,315万人泊となりました。

客室稼働率は全体で57.3%で、前年同月から1.8ポイント高まりましたが、2019年同月比では7.7ポイント低い結果となりました。
施設タイプ別で最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで、73.7%となりました。また都道府県別で最も稼働率が高かったのは東京都で、79.1%となっています。
なお、石川県、福井県、富山県の数値には令和6年能登半島地震の二次避難者が含まれている可能性があるということで、数値を見る際には注意が必要です。
3月の国籍別延べ宿泊者数、台湾が1位に
また、3月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、台湾が1位となっています。
1月は韓国、2月は中国が1位でしたが、3月は台湾が1位になりました。台湾が首位に返り咲くのは、2023年6月以来9ヶ月ぶりです。
上位5か国の国籍は前月と変わらず、台湾に続いて中国・米国・韓国・香港の順となりました。これらの5か国で、全体の56.4%を占めています。

3月の都道府県別外国人延べ宿泊者数
都道府県別のデータを見ると、27の都府県が2019年同月を超える結果となりました*。特に東京都は2019年同月比で約2倍。他に伸び率が高い県としては宮城県が98.2%増、長野県が73.3%増、広島県が70.7%増などとなっています。
* この27都府県には石川県、福井県を含みますが、令和6年能登半島地震の二次避難者が含まれている可能性があります。
三大都市圏と地方部の外国人延べ宿泊者数を比較すると、三大都市圏では2019年同月比で53.7%増の928万人泊となっているのに対し、地方部でも6.5%増の371万人泊となっています。地方部もコロナ禍前の水準を突破したものの、依然として都市圏への宿泊者の集中が顕著となっている模様です。
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<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査
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