観光・宿泊業向け展示会「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」イベントレポート

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2024年5月8日〜10日、観光・宿泊業向け展示会「iTT - 国際ツーリズムトレードショー TOKYO 2024」が東京ビックサイトにて開催されました。

本展示会の構成展は「観光DXマーケティングEXPO」と「国際ウェルネスツーリズムEXPO」の2つ。観光課題に対するソリューションや、「心と体を健康にする旅」に関わるウェルネスコンテンツをはじめ、多彩な展示内容が会場を盛り上げました。

「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」
▲観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO:訪日ラボ撮影

訪日ラボでは、さまざまな企業が出展したイベントの詳細を取材しました。出展企業の担当者や来場者の声と共に、熱気に満ちた会場の様子をお伝えいたします。

※訪日ラボは、「観光DXマーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」の公式メディアパートナーです。

関連記事:まち全体で取り組む!豊岡エリアのインバウンド×観光DX戦略【セミナーレポート】


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。


「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」とは

国際ツーリズムトレードショーでは、2つの展示会が同時開催され、観光地の「稼ぐ力をアップデートする」をテーマにさまざまな企業・団体が出展しました。

観光DXマーケティングEXPOでは、インバウンド対応、人手不足対策、高付加価値化、観光MaaSなど、観光課題への解決策が一堂に集結。観光事業者や自治体の「稼ぐ力」を底上げするマーケティングサービスに多くの注目が集まりました。

国際ウェルネスツーリズムEXPOは、ウェルネスに特化した日本唯一の展示会です。会場には、温泉やヘルシー食、自然体験など、「ココロとカラダが喜ぶ旅コンテンツ」に関わるさまざまな展示が行われていました。

また、会場では「iTTフォーラム」と題したセミナーも開催。「稼ぐ観光、地域活性化、企業の価値向上」を叶えるヒントを掴むための全20講演が行われました。

次回は2025年6月25日〜27日に開催を予定しているとのことですので、ご興味のある方は以下リンクより詳細をご確認ください。

→ 国際ツーリズムトレードショーHP 

出展した企業・自治体、来場者の声

続いて、展示会に出展した企業や、来場者の声をご紹介します。

1. NutmegLabs Japan株式会社

弊社ではテーマパーク旅行会社、交通、自治体DMOなどへ向け、観光事業者向けのファン作りサービスを提供しています。

すでにアポイントも何社か決まっていますし、出展した費用に対する効果がきちんと出ていそうだと思います。ドアノックではつながれない人とつながれたのも良かったですね。

NutmegLabs Japan株式会社
▲ NutmegLabs Japan株式会社 ブースの様子:訪日ラボ撮影

2. 株式会社JTB

今回の展示会では、観光DXの人材育成プログラムや、地域共創基盤CRMなどを中心に紹介しました。想定してたKPIよりも高く、想像以上に商談やご案内ができています。

地方の観光業の課題として「DX関連のツールを導入したいが、知見のある人がいない」などの問題があり、ツールだけ導入してもなかなか上手くいかない現状があります。そういった背景もあり、弊社が提供している観光DX人材育成プログラムへの注目度が高まっていると感じます。

株式会社JTB JTB 観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO
▲株式会社JTB ブースの様子:訪日ラボ撮影

3. 千葉県庁商工労働部観光政策課

ワーケーションに特化した助成金を使っていただきたく、そのプロモーションを目的に出展しました。館山や木更津など県南部の市町村を中心に地域の特異性をアピールできたらと。

来場者が多く、1日で100件ほどご紹介ができました。かなり多いなという印象です。東京からのアクセスの良さもあって、前向きに検討いただける機会も多くありました。

千葉県 観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO
▲ 千葉県庁商工労働部観光政策課 ブースの様子:訪日ラボ撮影

4. 沖縄県・沖縄リゾートワーケーション推進協議会

国際ウェルネスツーリズムEXPOの第一回目から出させていただいています。前回参加した際に、ブースでの商談の後、実際にワーケーションの環境整備の相談があったり、サテライトオフィスの進出があったりと、具体的な成果がありました。

また、去年よりもインバウンド関連の情報収集に訪れる方が増えたという印象です。コロナ禍後の需要の高まりを改めて感じました。

沖縄県 沖縄リゾートワーケーション推進協議会 観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO
▲沖縄県・沖縄リゾートワーケーション推進協議会 ブースの様子:訪日ラボ撮影

5. ファーストウッド株式会社

弊社では、パウダールーム・シャワー・水風呂・サウナ室が一体となった、日本初の木造トレーラーハウスを提供しています。

こういう展示会は初めてですが、現物を展示できるので、こうしたサービスを紹介するにはぴったりだと思います。実際に物珍しさもあってか、たくさんの方が足を止めて見学してくださっています。

ファーストウッド株式会社 サウナ
▲ファーストウッド株式会社 ブースの様子:訪日ラボ撮影
ファーストウッド株式会社 トレーラーハウスの室内
▲ファーストウッド株式会社 トレーラーハウスの室内:訪日ラボ撮影

6. 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)

訪日外国人向けSIMカードの販売を行っています。さらなる拡販を狙い、展示会を探していました。

実際に出展してみて、かなり来場者が多いなぁという印象ですね。旅行代理店や宿泊施設の方が多く、弊社事業と親和性も高い。出展してよかったです。

IIJ 海外SIM 観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO
▲ 株式会社IIJ ブースの様子:訪日ラボ撮影

7. 一般社団法人 西尾市観光協会

ウェルネスツーリズムは去年に続き2回目です。「吉良温泉健康プログラム」をメインに温泉に泊まりながらウェルネス・マインドフルネスができる点をPRできればと参加しました。いろんな業種の方が来て、交流ができてよかったです。

私たちとしても健康プログラムをつくったのはいいけど「これでいいのかな?」と思うこともあります。今回の出展で自分たちが想定してた以上の気づきがありましたので、今後プログラムの改善に役立てたいです。

一般社団法人 西尾市観光協会
▲一般社団法人 西尾市観光協会 ブースの様子:訪日ラボ撮影

8. Payn株式会社

宿泊・飲食・レンタカー・ゴルフ場・美容・アクティビティはじめ、あらゆる業種におけるキャンセル料の請求・回収業務を自動化するサービス「Payn(ペイン)」を提供しています。出展してみて、宿泊業者の他にもDMOや観光協会など、さまざまな業種の方と出会えました。

出展にはメリットしか感じていません。予想していなかった角度からの依頼も多く、新しいビジネスチャンスを感じました。

Payn株式会社 観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO
▲Payn株式会社ブースの様子:訪日ラボ撮影

来場者の声

来場されていた方2名にもインタビューしました。

  • インバウンドビジネスを始めようと考え、情報収集のために来ました。観光と言ってもいろいろなサービスがあるんだなと。例えば、旅行会社のイメージが強いJTBさんが、さまざまなソリューションやプラットフォームを紹介していて驚きました。知らないことばかりで、勉強になりました。
  • システムまわりの課題について情報収集がしたかったので来ました。意欲的な企業が多く、いい話が聞けました。無理やり売り込もうとするのではなく、しっかりと説明してくださる方が多かったのもよかったです。

訪日ラボも出展!セミナーは満員に

観光DXマーケティングEXPO」の会場には、訪日ラボを運営する株式会社movも出展。多くの企業・自治体の方々にお越しいただきました。

「観光DX・マーケティングEXPO」に訪日ラボを運営する株式会社movも出展
▲「観光DX・マーケティングEXPO」に訪日ラボを運営する株式会社movも出展:訪日ラボ撮影

また、セミナーでは訪日ラボ インバウンド事業部部長の川西が登壇。一般社団法人豊岡観光イノベーションの川角洋祐氏とともに「インバウンド×観光DX戦略」に関する最新動向を紹介しました。

セミナーレポートはこちら:まち全体で取り組む!豊岡エリアのインバウンド×観光DX戦略

インバウンド×観光DX戦略 セミナー 観光DX・マーケティングEXPO、国際ウェルネスツーリズムEXPO
▲ iTTフォーラム「インバウンド×観光DX戦略 」セミナー:訪日ラボ撮影


次回は2025年6月25日~27日

次回の「観光DXマーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」は、2025年6月25日(水)~27日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催予定です。

すでに次回2025年に向けた出展募集も始まっているとのことです。

先着順となるため、ご興味のある方はぜひ下記までお早めにお問い合わせください。

国際ツーリズムトレードショーHP


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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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