韓国のオンライン旅行予約サービス「ヨギオテ」の日本法人である株式会社ヨギオテジャパンは、日本の観光旅行産業4社とビジネスパートナー契約を結びました。
コロナ後に旅行需要が急速に回復するなか、日本は韓国で最も人気のある訪問先となっています。
同社では日本へのインバウンド旅行事業拡大を図り、2024年末までに日本国内のホテルや旅館など宿泊施設400軒を提携先に倍増する計画です。
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ヨギオテジャパン、韓国からのインバウンド促進を加速
ヨギオテジャパンは6月19日、日本へのインバウンド旅行事業拡大のため、日本企業4社とビジネスパートナー契約を締結したと発表しました。
日本の観光旅行産業4社とビジネスパートナー契約締結
韓国では、海外旅行者が2021年の120万人から2023年には2,270万人へと急速に増加しています。なかでも日本は人気の訪問先であり、2023年は訪日韓国人観光客数が696万人と過去最大を記録しました。
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そこでヨギオテジャパンは、韓国から日本へのインバウンド旅行事業をさらに拡大するため、新たなビジネスパートナーとの直接契約を締結しました。
契約を締結したのは次の4社です。
- 株式会社三井不動産ホテルマネジメント
- 株式会社ベッセルホテル開発
- ホテルモントレ株式会社
- 株式会社ホテルマネージメントジャパン
2024年末までに提携先を400軒に倍増目指す
ヨギオテジャパンでは2024年1月から、ビジネスパートナーとなる日本国内のホテルや旅館などの宿泊施設との直接契約拡大を進めてきました。
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提携により宿泊施設側はヨギオテで広告等のマーケティング支援を受けて集客を拡大でき、旅行者側は高品質の宿泊施設をリーズナブルな価格で利用できます。すでに日本国内で約200軒のホテルや旅館と提携しており、2024年末までに400軒に倍増する計画で、さらに2028年には3,000軒の提携を目指しています。
またヨギオテでは、アプリの主なユーザーである20代~30代の若い世代に向けて、まだ知られていない日本国内の観光地情報を積極的に発信しています。
ヨギオテジャパンは、より多様な地域へインバウンド旅行者を招致することで、オーバーツーリズム解消と地域振興への貢献を図るとしています。
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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