「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? / 4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に【インバウンドまとめ 2024年7月前編】

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知っておきたい!インバウンドニュース

「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は?

株式会社電通は、世界15の国・地域を対象に「ジャパンブランド調査2024」を実施し、調査結果を発表しました。「ジャパンブランド」が世界でどのように評価されているのかを調査したもので、日本が「観光目的で再訪したい国・地域」で1位であることなどがわかりました。

訪日外国人の約半数がリピーターであり、特に香港台湾を中心にアジアからの訪日外国人のリピート率が高くなっています。

日本に期待していることでは、「多彩なグルメ」「他国と異なる独自の文化」「他国にない自然景観」の3つが上位に入りました。日本食や文化に対する関心が年々高まっているのではないかと推察されます。帰国後にまた食べたい日本料理は「ラーメン」が最も高く、「刺身」「てんぷら」が続きました。

また、都道府県別の認知度では東京都が1位となりました。地方観光は情報量の少なさが課題となっているようです。

<関連記事>訪日ラボ:「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は?:ジャパンブランド調査2024(電通)

デジタルノマドの誘客に先駆的に取り組むモデル実証5事業を選定

観光庁は7月3日、デジタルノマドの誘客に先駆的に取り組むモデル実証5事業を選定したと発表しました。

この実証5事業は、デジタルノマドの特性やニーズを踏まえた受入体制の構築、滞在プログラムの造成等に取り組むためのもので、採択された事業は以下の5事業です。

  1. 日向市(宮崎県日向市)
  2. 株式会社パソナ JOBHUB(石川県金沢市)
  3. 福岡市/公益財団法人福岡観光コンベンションビューロー(福岡県福岡市/大分県別府市/長崎県長崎市・五島市)
  4. 株式会社キッチハイク(和歌山県/和歌山県西牟婁郡白浜町)
  5. 株式会社 NomadResort(沖縄県名護市・沖縄島北部やんばるエリア・沖縄市)

背景には、国際的なリモートワーカー(デジタルノマド)の市場の世界的な急成長があります。

日本でも2024年4月1日から、デジタルノマド誘致に向けた在留資格が施行され、デジタルノマドは今後急速に拡大していくことが予想されます。

<参照>


外国人に人気のアクティビティ、1位は「新宿の隠れ家バー巡り」 

世界最大級の旅行プラットフォームトリップアドバイザーは6月25日、「2024 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト アクティビティ」を発表しました。

「2024 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト アクティビティ」は、2023年4月1日〜2024年3月31日の1年間、世界中からトリップアドバイザーに投稿された口コミと評価をもとに選出されたものです。

まず、「人気の体験」部門で日本1位となったのは、新宿の東京バー巡りツアー-路地裏グルメの隠れ家バーを探索(東京都)」でした。新宿の裏通りを散策し、隠れた日本のバーを訪れる体験が人気となっているようです。

他にも、「人気の観光スポット」部門で「伏見稲荷大社京都府)」が日本1位、アジア全体で5位にランクイン、「テーマパーク&ウォーターパーク」部門では、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン大阪府)」がアジア6位するなど、日本の観光スポットやツアーが数多くランクインする結果となりました。

<関連記事>訪日ラボ:外国人に人気のアクティビティ、1位は「新宿の隠れ家バー巡り」 トリップアドバイザー調査

Googleが選ぶ「夏の旅行トレンド」トップ3

Googleが2024年夏の旅行トレンドトップ3を発表しました。トップ3は以下の通りです。

  1. 手頃な価格でワンランク上の旅行体験
    世界的に物価高騰が進むなかでも、旅行者は非日常的な贅沢を求めているといいます。そこで手頃な価格でありながら、ワンランク上のインパクトある旅行体験が人気を集めています。
  2. スポーツとエンターテイメント
    大規模なスポーツや文化イベントが開催される夏のなかでも、とりわけ2024年は、パリオリンピック・パラリンピックとユーロ2024ドイツ大会が開催される特別な年です。
  3. 環境に優しい鉄道旅行
    エコツーリズムは業界の新しいトレンドではありませんが、引き続き多くの旅行者にとって優先事項となっています。2024年は特に夜行列車を含めた列車の旅が注目を集めており、これはフランスが短距離フライトを禁止したことや、スペインやドイツで鉄道旅行に大幅な割引が導入されたことなどが影響しているといいます。

<関連記事>訪日ラボ:Googleが選ぶ「夏の旅行トレンド」トップ3 手頃な贅沢やスポーツ、鉄道旅行がトレンドに

ここに注目!インバウンド関連データ

4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に

観光庁は、2024年5月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。

5月の延べ宿泊者数は5,176万人泊で、2019年同月比0.7%増(前年同月比0.8%増)でした。

外国人宿泊者数は前月から220万人減の1,230万人泊(2019年同月比26.5%増、前年同月比36.4%増)となっています。

また、4月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、3月に1位だった台湾を抜き、中国が再び1位となったことがわかりました。

<関連記事>訪日ラボ:4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に、インドネシア・タイ・欧米豪市場の伸び顕著【観光庁 宿泊旅行統計 2024年4月・5月】

訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査

観光庁は、コロナ禍明け初となる「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」を行いました。

観光庁は、訪日外国人旅行者が快適に観光できる環境整備を進める上での現状と課題を明らかにするため、「訪日外国人が旅行中に困ったこと」を継続的に調査しています。また今回から新たに、「持続可能な観光」の関心についても調査を行いました。

旅行中に困ったこととしては、「ごみ箱の少なさ」が30.1%で最も多く、次いで「施設スタッフとのコミュニケーション」が22.5%、「多言語表示の少なさ」が13.4%、「公共交通の利用」が12.8%でした。これらの困った割合は、令和元年度と比較して増加しています。

一方、 「無料公衆無線LAN(フリーWi-Fi)環境」や「クレジット/デビットカードの利用」について割合は同程度かやや減少しています。

また全体として、訪日旅行中に困ったことがあった人の割合は、都市部と地方部で大きな差は見られませんでした。

<関連記事>訪日ラボ:「訪日外国人が旅行中に困ったこと」ごみ箱の少なさ、スタッフとのコミュニケーションが増加:コロナ後初の訪日外国人旅行者受入環境に関する調査(観光庁)
<参照>観光庁:訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


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2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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