観光庁は、2024年5月の延べ宿泊者数(第1次速報)を公表しました。5月の延べ宿泊者数は5,176万人泊で、2019年同月比0.7%増(前年同月比0.8%増)となりました。
外国人宿泊者数は前月から220万人減の1,230万人泊(2019年同月比26.5%増、前年同月比36.4%増)となっています。
また4月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、3月に1位だった台湾を抜き、中国が再び1位となったことがわかりました。
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5月の延べ宿泊者数は5,176万人泊、外国人は1,230万人泊
5月の延べ宿泊者数は5,176万人泊、外国人宿泊者数は前月から220万人減の1,230万人泊でした。前月4月からは減少したものの、コロナ前2019年同月比をみると26.5%増となっており、引き続き好調に推移していることがわかります。客室稼働率は全体で58.8%で、前年同月から2.7ポイント高まりましたが、2019年同月比から4.4ポイント低下する結果となりました。
最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで、75.2%となっています。
4月の国籍別延べ宿泊者数、中国が1位
また、4月の国籍別延べ宿泊者数も発表されました。国籍別では、前月3月に1位だった台湾を抜き、再び中国が1位となっています。3月の135.8万人泊から、178.6万人泊へ大きく数値を伸ばしました。2位以降は台湾、米国、韓国、香港の順となりました。なかでも米国は5.9万人泊増加しています。ほか、フランスが10.9万人泊、英国が10.6万人泊、オーストラリアが8.4万人泊、イタリアが7.1万人泊増えるなど、欧米豪市場の伸びがみられており、桜シーズンの影響の大きさを物語っています。
タイではソンクラーン休暇の影響などにより6.2万人泊増加しました。また、インドネシアでは13万人泊増と大きな伸びを記録しました。インドネシアの増加は、イスラム教の断食明けに合わせて海外旅⾏需要が増加し、訪日外客数自体が伸びたことによるものだと推察されます。
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