日本政府観光局(JNTO)が7月19日に発表した訪日外客統計によると、2024年6月の訪日フィリピン人数は6万5,000人でした。
同日、観光庁もインバウンド消費動向調査の結果を公表。2024年4-6月期の訪日フィリピン人旅行消費額は355億円で、2019年同期を大きく超えました。
本記事では、フィリピン市場のインバウンド動向について解説します。
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訪日フィリピン人客数最新データ:月間6.5万人
日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2024年6月の訪日フィリピン人数は6万5,000人で、コロナ禍前2019年の水準を大きく上回っています。
JNTOは好調の要因について、直行便数の増加、航空会社による航空券セール、スクールホリデーや祝日等の影響を挙げています。
これまでの年間推移と、2024年上半期を比較してみましょう。2024年上半期は40万1,700人で、 2019年同期の29万5,120人から 36.1%伸長しています。
また、訪日フィリピン人は例年12月にピークを迎えるため、今後さらなる拡大が期待されます。
訪日フィリピン人消費額最新データ:4-6月期355億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。2024年4-6月の訪日フィリピン人旅行消費額は355億円で、こちらもコロナ禍前2019年の水準を大きく上回っています。
消費額についても過去最高額となる可能性が高そうです。
1人あたり消費額は17万7,486円
1人あたり消費額を見てみましょう。2024年4-6月の訪日フィリピン人の1人あたり消費額は、17万7,486円でした。全市場の1人あたり平均消費額と比較すると6万1,236円少なくなっています。
1人あたり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは買物代で5万5,596円。次いで宿泊費が5万4,253円、飲食費が4万30円、交通費が1万9,643円、娯楽等サービス費が7,964円でした。2019年同期と比較して5つの費目全てが増加し、その中でも買物代、宿泊費は2万円以上の増加となっています。
以上、フィリピンの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、フィリピンのインバウンド動向やフィリピン人観光客の特徴などをまとめていますので、ぜひご覧ください。
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