中央日本四県（新潟県・山梨県・長野県・静岡県）は9月17日の合同記者会見で、土肥金山（静岡県）から佐渡金山（新潟県）までを旧街道に沿って結ぶ、新たなサイクルルートを設定したと発表しました。
各県にある金山に着目した「黄金KAIDOプロジェクト」の一環として進められているもので、広域での観光周遊を促進することを目的としています。
「中央日本四県サイクルルート」の概要
昨年から進められている「黄金KAIDOプロジェクト」。今回はその一環として、先日世界文化遺産への登録が決定した佐渡金山から、長野県の金鶏金山・山梨県の湯之奥金山を通り、静岡県の土肥金山までの全長約550kmのルートを結ぶ長距離のサイクルルート「中央日本四県サイクルルート」が設定されました。
4県には、共通の資源として「金山」と、古来から交通の要所であった旧街道があることに着目し、「旧街道を巡る自然と歴史・文化に満ち溢れた自転車旅の道」をコンセプトとしています。
元々各県ではサイクリングが人気となっていますが、今後は4県で連携することでより広域を周遊してもらい、さらなるサイクルツーリズムの推進に取り組んでいくということです。
新潟県知事「訪日客狙いたい」と意気込む
昨今、サイクリングは訪日客からも人気を集めるコンテンツとなっています。そうした需要も狙っているのか聞くと、花角英世・新潟県知事は「まさに、訪日客を狙いたいところです」と回答。
「新潟県の例でいえば台湾の方がサイクリングを好まれており、既存のサイクルルートにもお越しいただいている」とした上で、「中央日本四県の雄大なサイクルルートをしっかりアピールして、多くの海外から来る皆さんにも楽しんでもらいたい」と述べました。
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