中国の大型連休「国慶節」きょう1日開始!人気海外旅行先1位は日本

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中国の大型連休「国慶節」が10月1日に始まりました。今年2024年の国慶節は10月1日から7日の7連休となっており、この期間には例年多くの中国人が国内外へ旅行に出かけます。

2024年は中国における「海外旅行の回復元年」とも言われており、今回が「コロナ後初」の国慶節となるため、今後の中国インバウンド市場の動きにも注目が集まります。

本記事では、「国慶節」の概要や関連するデータ・情報をまとめてご紹介します。

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国慶節とは?

国慶節中国の建国記念日で、中国旧正月である「春節」と並ぶ大型連休です。この休みを利用して旅行に出かける人も多く、日本にも例年多くの訪日中国人観光客がやってきます。

2024年の国慶節は10月1日から7日までの計7日間を休暇とし、代わりに9月29日(日)と10月12日(土)が出勤日とされています。

2024年の国慶節、延べ19.4億人移動

中国国内メディア中国网(チャイナネット)」によると、中国当局は9月27日の記者会見で、国慶節の連休の間に「延べ19.4億人」が移動するとの予測を発表しました。

前年同期比・2019年同期比ともに1日平均19.4%増加する見通しだということで、国内外への旅行需要が増大していることがわかります。

国慶節、海外旅行先の人気1位は日本

同じく中国国内メディア「财经网(Caijing)」の報道によると、航空便の緩やかな回復に伴って海外旅行のコストが大幅に減少しており、Ctripのマーケットインサイトプラットフォーム「FlightAI」のデータでは、日本、韓国オーストラリア、米国、ベトナムなどが国慶節期間の人気国にランクインしているといいます。

国慶節期間の旅行トレンドとしては、従来の団体ツアーや観光ツアーよりも、ドライブ、ハイキング、キャンプなど、自由かつ柔軟な個人旅行を選択する傾向が強くなっているとしています。また、観光スポットでは自然景勝地が人気で、中国国内では秋の紅葉を鑑賞できる場所に注目が集まっているということです。

中国人富裕層にも日本が人気

Ctrip富裕層ユーザーの需要も発表しています。国慶節期間で人気が高まっている観光地として日本、モルディブ、イタリア、ブラジル、ハワイを挙げており、ここでも日本が人気国として最初に挙げられる結果となりました。

また、富裕層ユーザーによる国慶節期間中の日本旅行予約は、前年同期比で70%増加しているとのこと。Ctrip富裕層向けの旅行プランとして、瀬戸内海のクルーズ船をおすすめしています。

<参照>

在日中国大使館、訪日旅行に注意喚起…国慶節への影響は

一方で、在日中国大使館は9月24日、在日中国人と訪日旅行を計画している旅行者へ向けて注意喚起を行いました。中国・深圳の日本人男児刺殺事件を受けた対応とみられていますが、明言はされていません。※なお、こうした注意喚起は初めてではなく、大型連休や夏休みなど折々で呼びかけられているものです。

こうした情勢を受け、国慶節への影響はあるのでしょうか。実際のところは訪日外客数などのデータが出るまでわかりませんが、昨年2023年の処理水放出問題(福島第一原発のALPS処理水放出に対し、中国側が反発した問題)の時には中国からの訪日客数が「微減」にとどまったことを考えると、今回もそこまで大きな影響はないものとみられます。

(先ほども言及した通り)海外旅行先の人気1位は日本となっており、この後大きな出来事がなければ、今年の国慶節期間も多くの中国人が訪日すると考えられます。

<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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