中国の「ウルトラ富裕層」ってどんな人?インバウンド戦略のカギとは

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

インバウンドで重要なキーワードである「高付加価値」。オーバーツーリズムなどが問題となる中、同じ旅行者数でもより多くの利益が生まれる高付加価値旅行者は、これからの観光において注目しておきたい存在です。

しかし、インバウンド富裕層の嗜好やライフスタイルは想像しづらいことから、「何をすれば良いかわからない」と頭を抱える事業者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ツアーやイベント企画など中国富裕層に関するコンサルティングを行うmingle株式会社 代表取締役 小林智樹氏にお話を伺い、富裕層の中でも特に注目されることが多い「中国人の富裕層」の実態を掘り下げます。

▲mingle株式会社 代表取締役 小林智樹氏:mingle株式会社提供
▲mingle株式会社 代表取締役 小林智樹氏:mingle株式会社提供

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

なぜ富裕層が重要なターゲットに?

富裕層とは、どういった属性の人を指すのでしょうか。

今回取材したmingleでは、ターゲットとなる富裕層を年収で分類しており、その中でも一番上のランクを「ウルトラ富裕層」と定義しています。

また観光庁は「高付加価値旅行者」について、「着地消費額100万円以上/人」、つまり現地での宿泊、飲食、体験、買い物などで100万円以上を使う旅行者と定義しています。

Technavioが発表した「Luxury Travel Market Forecast 2024-2028」によると、世界の富裕層旅行市場は2023〜2028年の期間で年平均成長率7.31%で拡大し、2028年には5,787億ドル(約86兆8,000億円)*に成長すると予測されています。

富裕層市場は「消費単価が高い」「市場が大きく成長が見込まれる」ことから、今後大きな経済効果が期待できるといえます。

またそれ以外の点でも、富裕層に認められたブランドや流行したトレンドは大衆層にとって憧れとなることから、富裕層は社会全体の消費スタイルにも影響を与える存在といえます。

これらの理由により、富裕層は重要なターゲットとして注目されているのです。

*1ドル=150円で訪日ラボ換算

関連記事:注目が高まる「高付加価値旅行」とその戦略とは?JNTO「Japan Luxury Showcase」を取材

「日本経済はなぜトップレベルなのか?」学びたい富裕層が参加

訪日ラボはその中でも中国富裕層に着目し、ツアーやイベント企画など中国富裕層に関するコンサルティングを行うmingle株式会社 代表取締役 小林智樹氏にお話を伺いました。

ーー「富裕層」の定義は様々だと思いますが、mingleにおける富裕層の定義を教えてください。

mingleでは年収で分けています。一番上のランクの「ウルトラ富裕層」が年収1億円以上、「富裕層」が年収3,000万以上、「新富裕層」が年収1,000万以上という形です。

基本的には施策のターゲットとなるランクを決めて企画を検討します。

ーーmingleでは中国人の富裕層を招待したツアーを企画されていますが、どういった内容が多いのでしょうか。

mingleは、一般的にイメージされる観光ではなく、「遊学」を主軸にしています。経営者の方などが、日本のビジネスを学ぶツアーのことを指します。

基本は現地の旅行代理店を通じて参加者を募っていて、工場や有名企業の見学、プライベートセミナーの開催など、日本の経営理論を学ぶような内容が多いです。あとは向こうからオファーをいただき、第一次産業について学びたいというリクエストで、漁業や農業の現場を見に全国各地に行ったこともあります。

観光目的の場合も、特に「超富裕層」の方は基本的にスケジュールが決められているツアーには参加しないため、自由度を上げた内容で企画します。

これは余談ですが、事前のアンケートでは「もう高級なところは飽きた!」という声も意外に多く、一般的なチェーン店などにお連れして、日本の生活水準の高さやローカルな文化を知っていただくと、喜ばれることが多いです。

参加される方のニーズや、やりたいことに合わせてカスタマイズしています。

ーー「遊学」という言葉に聞き馴染みがない方も多いと思うのですが、一般的な観光とどう違うのでしょうか。

日本は、桜の季節や夏休み紅葉などが一般的な観光シーズンだと思いますが、そういった時期を外していらっしゃいます。

また参加費用は、買い物代やコト消費を除いて1名あたり平均80万円程度と、観光目的のツアーより圧倒的に高い傾向です。

ーー高い金額を払っても、日本に学びにきたいという方が多いのですね。

そうですね。中国の方は自分たちの技術に自信を持っていらっしゃいますが、日本の26倍の面積、10倍の人口の国ですので、日本よりも競争が激しい世界で生きています。そのため、常に新しい情報や最新の技術を学ぶ必要があるんです。

この続きから読める内容

  • 実際に見てみないとわからない…ウルトラ富裕層の実態
  • 言葉が話せなくても、歓迎する気持ちは相手に伝わる
  • 「特別感」を作り出すことで、Win-Winな関係に
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【2/19開催】”効率重視"のAI時代だから考えたい、本質的なVOC活用法:大手レストランが実践する口コミ活用術を紹介
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに